まちづくりを実践する

めばえるcafe+」&「楽農くらぶ」


 使われなくなった空き家を活用し、「モノ・コト・トキ・キモチ」をシェアするコミュニティ・スペース =「めばえるcafe+」。そして、農・食と福祉をテーマとした福祉農園づくり =「楽農くらぶ」。

 齋藤ゼミは、「NPO法人 自然工房めばえ」を中心とした多主体の協働によるこれらの取り組みへの参画を通して、様々な地域の課題を解決する創造的なまちづくりを目指しています!


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(50)
めばえるcafe+ (20190324)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.11>>


 年度末、いい響きですね。

 さて、3月24日、第11回のまちゼミが開催されました。今年度最後となる今回は「練馬高松地区のまちづくりを考えよう」というテーマのもと、まちづくりセンターの山口さんをお招きしてお話を伺いました。 

 まずは、高松地区の昔を振り返ることから始まりました。

 今でこそ、環八や目白通りがありますが、それらが無かった時代は高松を横断して野菜等を運んでいました。その時使われていた道は、生活基盤が発展し人口が増加した現在においても残されています。

 時代ごとの航空写真の資料では、生活の発展により変化するものとしないものの様子が顕著に映し出されていてとても興味深かったです。

 山口さんのレクチャーは、高松地区の都市計画へと続きました。

 農地が相続されないことによる生産緑地の減少が問題となっている中、高松地区の「農の風景育成地区制度」は農地率を減らさない取り組みであることが述べられていました。

 高松地区を含む練馬区の農業は東京都でもトップ、戸当たりの売り上げにおいても農村レベルに高いですが、その理由である都市農業は災害時のオープンスペースや癒しの緑地、次世代への自然の継承といった多面的な役割を果たします。

 現在、自然工房めばえや齋藤ゼミが所属する高松まちづくり会議では、高松の緑地を生かすまちづくりに取り組んでいますが、このように「農」とそこで生活する「人」といった地域資源がつながりあい、新たな付加価値を創出、活動を促進していくことが、高松地区におけるまちづくりの方向性であるとまとめられました。

 私もその繋がりの一人として、積極的に参加していかなければと感じたお話でした。

 最後にトマト鍋が振舞われ、それぞれの活動を振り返りながら今年度最後のまちゼミは終わりました。

 年度が替わりどんどん体制も変わっていきますが、それでも活発な交流が継続することを願っています。

 あ、あと初めて飲んだ日本酒がおいしかったです!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 菅原慶悟


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(49)
めばえるcafe+ (20190127)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.10>>

 

 後期の期末試験が終了してホッとした1月27日、まちゼミvol.10が開催されました。

 今回は「地域包括ケアにおける福祉施設の役割」ということで、社会福祉法人北野会 マイライフ徳丸の施設長である高麗正道さんをお招きし、福祉施設での取組や現場で感じていること、そして、今後の地域福祉にについてお教え頂きました。

 高麗さんが働いているマイライフ徳丸では、いわゆる高齢者福祉施設としての役割だけではなく、地域のお祭りや障害を持つ方々との交流、雇用の場づくりや町内会マップづくりなど、かなり多岐にわたる活動をに取り組んでいます。

 また、施設を閉じるのではなく、地域や社会に対して開いていくことを意識しているとのことでした。

 例えば、施設内の見学などを積極的に受け入れることにより、スタッフ自身が施設を利用していない人の意見や考え方などを自然と意識することで、より大きなやりがいと多様なサービスの重要性に対する認識が育ち、入所者さんにとってもより良いサービスの提供につながっているとのことでした。

 そして、地域における福祉施設はある程度の空間的な大きさを持っていると同時に、多様な人が集まる場となることによって、地域の様々な課題を解決する場になっていくのではないかと考えているとのことでした。

 また、今後、日本において外国人と共に働いていく場面が増えてくると予想されています。現在、福祉の現場では働き手としての外国人が他の産業に比べていち早く広がりを見せており、外国人と共に働くためのノウハウが福祉施設に蓄積されれているということもお教え頂きました。

 今回のまちゼミに参加して、福祉施設と地域社会が空間的かつ社会的に結びつくことによって、様々な可能性が広がることを実感しました。

 また、開かれた施設を実践しているマイライフ徳丸の意欲的取り組み対して、昨年の「徳丸わくわくまつり」の時のように積極的に、我々も参加していくことが大切だと感じました。

 ということで、勉強の後は、おいしい食事を頂きながら、参加者のみなさんと楽しい時間を過ごしました!!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 中村拓登


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(48)
めばえるcafe+ (20181028)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.9>>

 

  だんだん寒くなってきた10月28日、第9回目となるまちゼミが開催されました。

 今回は、介護福祉士の野田浩一さんをお招きし、「在宅介護と地域包括ケア」についてお話をお伺いしました。

 野田さんから、「自分らしく生き切る」という考え方を中心とした在宅介護について教えて頂きました。

 病院ではなく家で最期の時を迎えたいという方に、どのようなサポートを行うことが大切なのかということについて、在宅介護の現場の視点から教えて頂きました。

 在宅介護の現場において、サービスを提供できる時間は非常に限られているということでした。

 例えば、患者さんの安否確認と日常生活の相談を終えると、すぐに次のお宅へ向かわなければならないことも日常茶飯事で、自分が考えている十分なサービスろ提供できないことへのフラストレーションをためてしまうこともあるそうです。

 野田さんが語る様々な患者さんとのエピソードは、十人十色の様々な在宅介護の形があること、そして、その一人ひとりに寄り添うことの大変さ、大切さ、そして、その面白さを感じることが出来ました。

 「大変な仕事」というイメージばかりが先行する介護の仕事ですが、野田さんのお話を聞いていると、介護の現場は大変なだけではなく、楽しさや明るさを感じる現場でもあることが分かりました。

 そして、現在、全国各地で様々なチャレンジが行われている地域包括ケアシステムについて、我々は国の一大事業として考えがちなのですが、野田さんがおっしゃる「国が考えるということよりも、『ご近所さんのことが心配…』という気持ち延長線上にあるもの」という考え方に共感することが出来ました。

 つまり、決して大げさなことではなく、野田さんが言うところも「安否確認する、相談に乗る、専門家につなげる」という、めばえるカフェでも少しづつ実践しつつある日常の営みの重要性を改めて確認することが出来ました。

 そして、野田さんからのお話の後は、参加者の皆さんと熱々のおでんを頂きました!

 具沢山のおでんに舌鼓を打ちながら、交流を深めました。

 おでんの調理のお手伝いを頑張ったので、皆さんが美味しそうにおでんを食べている様子がを見て、嬉しくなりました!

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 大久保拓


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(47)
めばえるcafe+ (20180826)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.8>>


 夏休みも後半に突入した8月26日にまちゼミが開催されました。

 8回目となる今回は、練馬区の「祐ホームクリニック平和台」院長の林伸宇先生をお招きし、地域と在宅医療の関係について活発な意見交換が行われました。

 今回のまちゼミは、人の命というテーマということで、どのような重い話になるのだろうか?と少し身構えて参加しましたが、普段はあまり考えない大切なテーマを考える切っ掛けとなり、会が進むに連れて参加してよかったと感じました。

 まず、林先生から「アドバンスドケアプランニング(ACP)」について教えて頂きました。

 ACPとは、患者さんを主体としながらも、家族や医師を含めた様々な関係者の間で十分な協議を行うことで、患者本人の意向を共有し、患者本人の希望を叶える支援することできるのだと理解しました。

 そして、林先生のレクチャーの中では、参加者全員で命について考えてみようということで、林先生が実際に経験されたことをケーススタディとして話し合いを行いました。

 それは、白血病である夫が妻にその事実を知らせたくない場合、「医師として妻に対して告知を行うか否か?」という問題でした。私は頭の中を整理することが出来ませんでした…告知を行っても行わなくても、それぞれに異なるメリット/デメリットがあり、結論を出すことができませんでした…。

 多分、絶対に正しい正解はなく、今回のように自身の頭で考え、そして、色々な人と意見交換していくことが重要なのだということを、林先生から教えて頂いたのだと思います。。

 病を患っている患者さんと家族、医師などの関係者が十分に話し合うことで、本人の希望、つまり「人生の最期をどのように過ごしたいのか?」ということを知ることが重要だということを学びました。

 そして、その結果、患者さん本人はもちろんのこと、残された家族

にとっても、(ある程度の)納得が得られることが重要なのだと感じました。

 私にとっては少し未来の話しなのかもしれませんが、「命」について今から少しづつ考えていきたいと思います。

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 中村拓登



大東文化大学 齋藤ゼミレポート(46)
めばえるcafe+ (20180811)


<<夜の生きもの&星の観察会>>


 夏休み真っ只中の8月11日、めばえるcafé+にて、夏休み企画の一つとして「夜の生きもの&星の観察会」が開催され、私たちゼミ生も参加しました。

 生き物の観察と星の観察ということで、夏休みの自由研究にもってこいの企画となりました。沢山の子ども達で、カフェはとても賑わっていました。また、18時半からのスタートということで、お父さん、お母さんも一緒に参加して頂きました。

 「夜の生きもの&星の観察会」の開催に向けた動きは2月から始まりました。

 以前から私たち齋藤ゼミの学生は、めばえるcafé+で実現したいこととして、天体観測というアイデアがありました。

 そして、今年2月に行われた「練馬つながるフェスタ」の際、めばえの染谷さんが私たちの思いを「練馬の星空を楽しむ会」の方にお伝え頂き、今回この企画を実現することが出来ました。

 まず、前半に行われた「夜の生きもの観察会」では、「のくらし社」の服部さんが先生となり、様々な虫について教えて頂きました。子どもたちは虫を見つけることに必死で、中には虫かごを持参(!)した子供もいました。

 普段は虫の声を意識して聞く機会はあまりありませんが、改めて耳を澄ませてみると、たくさんの虫の鳴き声が聞こえて来ました!

 観察会後には、服部さんの手作りの虫の鳴き声図鑑で復習をしたのですが、子どもによって聞こえ方が全然違っていてとても面白かったです。

 「星の観察会」では、本格的で立派な望遠鏡3台で練馬の星空を観察しました。

 昼頃には雨が降っていて星が見えるか心配でしたが、夜には晴れてきれいな星を見ることができました。

 土星や火星をハッキリと見ることが出来ました!土星は、あの有名な「輪っか」まではっきり見えたので驚きました。大きな望遠鏡を使って星を見る体験をしたのは初めてでとても感動しました。

 室内では、「練馬の星空を楽しむ会」の代表の山川さんから、パソコンによって投影されたプラネタリウムを使って、星空の説明をして頂きました。

 もちろん子どもたちは楽しんでいましたが、大人たちも真剣に話を聞き入っていました。

 私たちゼミ生も楽しむことができた観察会となりました。機会があればまた開催したいと思います!

 服部さん、「練馬の星空を楽しむ会」の皆さん、ありがとうございました!!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 中村瑠里


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(45)
めばえるcafe+ (20180729)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.7>>


 夏休みが迫った7月29日、第7回目のまちゼミが行われました。今回は、我が大東文化大学からダニエーレ・レスタ先生を招き、イタリアで始まったスローフード運動についてお話を頂きました。

 はじめに、齋藤先生からスローフード運動とまちづくりが、どのように関連していくのかについての話があり、その後にレスタ先生のお話が始まりました。

「どのようにしてスローフードが生まれたのか?」という話題から始まり、スローフードを世に広めた「スローフード協会の活動」、そして、レスタ先生がスローフード発祥の地へ大東文化大学の学生たち行った視察の様子などについて教えて頂きました。

 レスタ先生のお話の中で私が最も印象的だったのは、スローフード協会がレストランガイドなどのグルメ本を出版することで、戦略的にスローフードを普及させたところです。

 そして、レスタ先生のお話が終わった後は、参加者全員で自己紹介や感想を言い合い、食事をしながらの交流会となりました。

 今回のまちゼミはイタリアで始まった「食」の運動についてのお話ということもあり、交流会の食事は、めばえの皆さんに料理して頂いたパスタやチーズなどをはじめとしたイタリアンな雰囲気を感じるもので、とてもおいしかったです。

 今回のまちゼミは、生活に密接に関わっている食についてのことであり、自分の食生活を見直すきっかけとなりました。レスタ先生、そして、参加者の皆様、ありがとうございました。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 中村 拓登


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(44)
めばえるcafe+ (20180707・8)


<<東京ねりま高松マルシェ・2018 夏>>

 東京ねりま「高松マルシェ」の季節がやってきました!一昨年の秋から参加し、4回目の参加となります。

 今回も高松地区の現況模型を使い、来場者の方々と高松地区についての意見交換を行いました。

 今回のマルシェが初めてとなる2年生に、ヒアリングの方法やメモのとり方などを伝えると、慣れないながらもしっかりとアシストしてくれました。

 また、4年生の先輩達も駆けつけて頂き、2、3、4年生が交流する良い機会となりました。

 今回のマルシェでは、高松地区外から来られた方が多いように感じました。そこで、高松のことについてお話していても、高松のことを詳しく知らなない…という問題が発生しました。これは次回までに対策すべき課題だと感じたので、改良していきたいとおもいます。

 また、別の方法で高松に住んでいる方々に、より具体的なお話をお伺いすることも、今後の活動に役立つのではないかと思いました。

 私たちがヒアリングをしている間、お隣りでは「演劇活性化団体uni」さんが生演奏と歌で会場を盛り上げていました。高松について歌ったオリジナル歌と演奏はとても新鮮に感じました。

 今回のマルシェでは、齋藤ゼミの活動だけでなく、uniさんと一緒に歌を歌ったり、ジンギスカン鍋の準備をしたりなど、他の団体の方々との交流もできたことで、今までにはない一体感というか、チームのような良い雰囲気になってきていると感じました。

 マルシェ終了後には、ジンギスカン鍋を囲みながら、楽しく打ち上げを行い、無事にマルシェを終えることが出来ました。

 大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 門脇史佳


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(43)
めばえるcafe+ (20180701)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.6>>


 今回のまちゼミは、千葉大学大学院園芸研究科の江口亜維子さんから「エディブルウェイ『食べられる景観』でまちづくり」というテーマでお話を伺いました。

 エディブル・ウェイとは、英語で「食べられる」を意味する「EDIBLE」と「道」「方法」などを意味する「WAY」を繋げた造語です。また、江口さんが取り組んでいるエディブル・ウェイは、海外で取り組まれているエディブル・ランドスケープ(食べられる景観=果実や実を実らせる植物により構成される景観)を、日本で実現したものとなっています。

 今回のレクチャーでは、松戸駅から千葉大学キャンパスへと続く道を中心とした取り組みについて詳しく教えて頂きました。具体的には、野菜やハーブなどの食べられる植物を住民が主体となって育てる活動を通して、住民間のコミュニケーションが促進され、地域コミュニティが活性化されていくプロセスについて説明して頂きました。

 但し、海外と日本では公共空間に対する規制等が異なるために、その実現には様々な課題がありました。

 そこで、江口さんは日本の「地先園芸」の文化を参考として、住民一人ひとりが玄関先などで植物を育て、まちの中の緑をつなげていくという「エディブルウェイ」のプロジェクトを立ち上げました。

 また、持ち運び可能なプランターにすることで限られたスペースを有効に使い、私的な営みが緩やかにつながりながらまちの景観を形成することを目指しました。そして、植物を育てることが会話のきっかけとなり、人と人とのつながりが生まれていきます。

 人と人との関係が希薄になりつつある現代社会において、大きな意味のある素敵な活動だと感じました。

 レクチャーの後はまち歩きです!

 まち歩きでは、自然工房めばえが、今年度から「エディブルタウン」として取り組みとして置かれているプランターを見に行きました。

 その多くは、、お店や福祉施設の軒先に置かれているものでした。プランターもおしゃれなデザインで、これがまちに増えていったらと思うと少しわくわくしました。

 植物を育てることは、福祉や教育など、暮らしの様々な場面に関わりがあります。この取り組みが、色々な人が交流するきっかけになり、人間にとって必要不可欠な食や緑について考え、行動するきっかけとなると感じました。

 ということで、最後は参加者の皆さんと一緒に、美味しく楽しくカレー&ビールを頂きました!!

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 鷺坂知保


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(42)
めばえるcafe+ (2018526)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.5>>


 5回目となる今回のまちゼミのテーマは『子育て、保育とまちづくり』でした。

 大東文化大学 環境創造学部の帰山先生から話題提供をして頂き、乳児・幼児の成長・発達と地域との関係性ついて参加者で意見交換を行いました。

 「子供は未熟であると共に有能である」

 子供は自立はできないという意味では「未熟」な存在ですが、たくさんの能力を持って産まれてきたという意味では「有能」な存在だということを教えて頂きました。

 そして、その能力を発揮させることができる環境づくり、地域づくりをどうしていったら良いのかを考えました。簡単に答えが出る問いではありませんが、これからの高松の将来を考える上で「子供が育つ姿」をどのようにまちづくりに生かしていくのか?ということを考えていきたいと思います。

 さらに、帰山先生が度々訪れている北海道帯広にある「あじさい保育園」が核となって構築された持続的で温かい地域コミュニティは、まさに「保育園が地域をつくる」という、今まで思いもしなかったことで、とても新鮮な驚きがありました。

 そして講義の後は、山口県の郷土料理である「瓦そば」を美味しく頂きました!

 瓦そばの準備をお手伝いさせて頂いたので、参加者の皆さんが、美味しそうにたくさん食べている様子を見て、頑張って良かったな!と思いました。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 鈴木萌


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(41)
めばえるcafe+ (20180428)


<<めばえるcafé+一周年記念お餅つき>>

 

 めばえるcafé+一周年記念の餅つきが開催されました。

 からみ餅、磯辺餅、きな粉餅に、苺大福などの変わり種も作れるように、朝9時集合で準備に勤しみました。

 慣れない台所仕事に苦戦しつつも、無事準備を終えることができました…。

 餅つきでは、子供たちも参加して一緒にお餅を作りました。

 杵を両手で持ちながら餅つきに挑戦している子供達の姿はとても微笑ましかったです。

つきあがったお餅は、みんなで食べやすい大きさにちぎって味付けをしました。どのお餅も好評で、自分たちで作る苺大福は特に子供たちに人気でした。

 餅つきでは常にお湯を沸かしておかないといけないため、台所担当の私はあまり餅つきの様子は見ることができなかったのですが、手をべたべたにしながらも「美味しかった」と言いながら台所まで洗い物を持ってきてくれた子がいて、「準備を頑張った甲斐があったなぁ〜!」と思いました。

 杵と臼でもち米から餅をつくことはあまりない機会なので、子供達にとっても、学生にとってもいい経験になったのではないかと思います。

 お餅を食べ終えて一段落してからは、元気が有り余っている子供たちに圧倒されながらも、楽しいひと時を過ごしました。

  子供たちが帰った後のゆったりとした一時に飲んだお酒も、大変美味しかった(!)です。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 鷺坂知保


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(40)
めばえるcafe+ (20180331)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.4>>

 第4回目となる今回のまちゼミは、高松地区で多く見られる空き地や月極駐車場などの低未利用地の活用について、まち歩きと模型を用いたワークショップを通して考えました。

 練馬高松には、公園やかつての屋敷森を活用した「憩いの杜」、そして、多くの野菜を生産する農地など、豊かな緑が存在します。これらの地域資源に加え、地域に点在する空き地や駐輪場を有効活用して「グリーン・コリドー(緑の回廊)」を形成することで、緑の豊かさをより身近に感じることが出来る地域になるのではないかと考えました。

 ということで、まず、高松地域の将来イメージとして「グリーン・コリドー」を掲げて、参加者間で地域の将来像を共有しました。

 具体的な検討の対象として「たかまつ憩いの森」近くにある実際の空地の活用方法について考えることとしました。

 午前中のまち歩きでは、検討対象となった空地を目指し、2つのグループに分かれてまち歩きに出発しました。

 地面の仕上げ、遊具などの設備、身近な緑としての草花など、空き地の活用を考えるうえで参考となるものを写真に収めながら、ワイワイと楽しく歩きました。

 また、その道中では、地域の方々とお話する機会もあり、高松という地域に関する理解を深めることが出来ました。

カフェに戻り、めばえの皆さんに作って頂いたカレーを美味しく頂き、まずは腹ごしらえ!!

 食後に一息入れた後、午前中のまち歩きで確認した空地の活用方法について、グループごとに意見交換を行いました。まず、空き地の「目標イメージ」となるテーマを決め、それに沿った「生活シーン」について話し合いをしました。

 その際、芝生やレンガなどの地面の仕上げ、ベンチやテーブルなどの設備、生垣やプランターなどの植物が描かれたツールを使って公園のイメージを検討しました。

 最後に、グループ毎に発表を行いましたが、今回のワークショップの準備で学生だけで行ったシュミレーションでは出てこなかった意見がたくさんあり、個々人の感じ方や意見に違いがあることに、改めて驚きました!

 私たちが準備段階で想像していなかった沢山の意見が出されたことは、私達にとっては自信につながるものあり、また、今後の課題にもなりました。今回学んだことや得られたものを、今後の活動を通して上手く活用していきたいと思います。

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 門脇史佳


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(39)
めばえるcafe+ (20180127)

<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.3>>

 1月27日(土)に、「まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松vol.3」が開催されました。

 今回のテーマは、「地域資源・練馬高松の『農の風景育成地区』について」ということで、練馬区のみどりのまちづくりセンターから山口忠志さんをお招きし、練馬区高松「農の風景育成地区」についての勉強会、そして、地域の方々や齋藤ゼミの学生が参加した交流会を行いました。

 まず、齋藤先生から都市における農の果たす役割や農による都市再生のあり方についてのレクチャーがありました。

 次に、山口さんから都市計画やまちづくりの歴史や考え方について、そして、我々が活動をしている「めばえるcafe+」がある練馬区高松に指定されている「農の風景育成地区」について教えて頂きました。

 特に印象に残ったことは、昭和22年から現在までの高松の航空写真の中で緑がどんどんと減少していくと同時に、高松においては、少なくない緑が地域の方々によって受け継がれて来たんだ!ということでした。

 山口さんのレクチャーの後は「まちづくりクロスロード」を通して、「地域の課題に直面した際に、自分はどのような判断をするのか?」ということについて参加者全員で考えました。「大規模な農地を相続することになったら農地として使うのか? それとも、宅地として使うのか?」という難しい問題です…

 農地として使った場合には、あまりにも大きな相続税がかかってしまうので、私は宅地にするという選択にしました…。ただ、後から考えると少し安易だったかもしれないと思いました…。引き続き地域の中で活動をしていきながら、考えていきたいと思います。

 そして、ディスカッションのあとは、自然工房めばえのみなさんの手作りおでんと炊き込みご飯を美味しく頂きながら、賑やかな交流会となりました!

 今回のまちゼミでは、高松という地域、そして、まちづくりについて再認識することができました。山口さん、みなさん、ありがとうございました!

 次回、3月31日開催予定の「まちゼミvol.4」では、私達が考えた提案をタタキ台に、高松の将来について、参加者の皆さんと一緒に考えて行きたいと思います!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 中村拓登


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(38)
めばえるcafe+ (20180105)


<<2018年 まち歩き! 練馬〜神田>>


 年明けの1月5日に開催されました、毎年恒例の「初まち歩き」に参加しました。普段から「めばえるcafe+」で活動をしている方をはじめ、練馬区に住んでいたり、働いている皆さんと一緒に、齋藤ゼミの学生も練馬から神田までの約17Kmの行程を元気に歩きました!

 また、今年も、区民学芸員でもあり、練馬をはじめとする地域の歴史に詳しい平田さんから、面白くもためになる解説をして頂きながら、江戸時代に練馬の野菜を江戸の市場まで運んだ「清戸道」を歩きました(下記の地図は、平田さんにご提供頂いた全体の行程です)。

まずは、出発前の記念撮影!

 まずは、練馬区を東に横断していきます。しばらくすると武蔵大学江古田キャンパスに到着しました。ここで、平田さんから、「昔は江古田キャンパスの構内には濯川があり、練馬大根を洗っていた」とのことでした…。あんなにオシャレなキャンパスの中に練馬大根…。

 しばらくすると、練馬区を抜けて豊島区へ。

 椎名町の駅が近づき、トキワ荘の記念碑がある公園に寄って少し休憩…。

そろそろお腹が空いてきました…。お昼は、練馬・石神井台にある「ブレッド&カフェ ハーベスト」さんから差し入れで頂いたカレーパンを美味しく頂きました!!

 豊島区を超えて文京区を東へ東へ…。すると、「清戸道」は椿山荘の中へ…。

 椿山荘の入り口で、一瞬立ち止まるも、平田さんを先頭にホテルの中へと進んでいくと、椿山荘の中庭に庚申塔を発見!!やはり、平田さんの説明の通りに清戸道がありました。

 ただ、私は、初めて入る椿山荘…とても緊張しました…(汗)。いつか、椿山荘に来ることがあったら、通り抜けるだけでなく、宿泊してみたいと思いました。

 日も暮れた17時頃に、ようやく、神田市場跡地に到着!無事にゴールしたことを記念して一枚!!!

 記念撮影のあとは、神田明神で初詣をしました!

 今年も、良い一年になりますように‼

 とても寒い一日でしたが、無事に神田までの約17㎞無事に歩くことができました!

 ということで、今年もよろしくお願い致します!!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 鈴木萌


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(37)
めばえるcafe+ (20171125)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.2 >>


 11月25日(土)、めばえるカフェにて「まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.2」を開催しました。

 第2回目となる今回は「私たちが考える未来の高松」をテーマに、高松地区のまち歩きと高松の将来についての意見交換を行いました。

 私たち齋藤ゼミの学生が、約1年間のめばえるカフェでの活動を振り返り、改めて「高松地区の魅力とは何か?」「今後どのような活動をしていきたいか?」を考え、「未来の高松」という将来像を発表しました。

 私たちが考える「未来の高松」は、「地域の魅力である緑や農をもっと日常生活の中で感じられるようにしたい!」という思いが込められています。そして、この将来像を実現するために、既存の地域資源の活用とともにい、新たな資源を発見し、生み出すために、「味わえる道~五感で歩く農の風景~」プロジェクトを提案しました。

「味わえる道~五感で歩く農の風景~」プロジェクトのスタートとして、まち歩きを通した高松地区の資源の把握と、グループワークによる将来像の検討を行いました。

 まち歩きでは「味わえそう!」「学べそう!」「遊べそう!」の3つのテーマに沿った写真を撮ってきてもらうことで、グループワークでの議論を深めました。

 

 下記の写真は、「味わえそう!」=野菜の直売所、「学べそう!」=体験農園、「遊べそう!」=憩いの杜です。

 まち歩きから帰ってきた後は、参加者が撮影した写真を模型上に並べてみました。

 同じテーマで撮ってきたものでも、それぞれ感じるものが違うため、自分では見つけられなかった資源も発見することができました。

 グループワークでは、まち歩きで発見してきた資源を活用した今後の取組について各班で考えました。

 「どの資源を使おうか?」「どうしたらもっと資源を増やすことができるだろうか?」と、一人一人の思いを話し合いました。

 最後にグループで話し合ったことを各グループのファシリテーターを務めた学生から発表を行いました。

 高松小学校を拠点にワークショップを展開していく案や高松地区の農作物を使った0円食堂など、ユニークな案から、自分たちの経験を活かした実現性のある案まで、色々なアイディアが各班から発表されました。

 今回の「まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.2」では、今まで行ってきたワークショップとは異なり、まちのこれからを考えるということが目的であったので、「目的達成のために何をすべきか?」「何を議論すべきか?」「どんな方法でやるのか?」など、まちづくりのプロセスを考える難しさを学びました。

 また、まち歩きの時間が大幅に延びてしまったことや、グループワークの時間が各班でバラつきがあったことなど、多くの課題が残りました。

 今回の反省を踏まえて、今後の活動に活かしていこうと思います。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 白崎貴子


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(36)
めばえるcafe+ (20171111・12)


<<高松マルシェ&空から高松を見てみよう!WS その2>>


 大好評だった前回のWSから早4か月…季節は夏から秋に代わり、冬の気配が感じられ始めた11月の11、12日の2日間に渡って、練馬区高松のみやもとファームさんにて「高松マルシェ」が開催されました!

 冷たい空気を肌で感じながら、今回も子供からお年寄りまでたくさんの方々にお越し頂きました!

 今回の高松マルシェでは、野菜だけではなくピザや芋煮も販売されました。とれたの新鮮な野菜はピザのトッピングや芋煮の具に変身し、とれたての高松野菜を美味しく頂くことが出来ました!

 そして、同時開催の「仮想・高松商店街」では、地域の市民団体によるお店が並びました。

 高松商店街では、高松でとれた野菜を使った焼き芋や野菜スープ、おにぎりなどが販売され、どれも美味しく頂きました!

 そして、私たち齋藤ゼミのメンバーは、販売のお手伝いをしながら、地域の人たちと触れ合うことで、地域の皆さんの高松への愛着を感じることが出来ました!

 齋藤ゼミでは今回も「高松を空から見てみよう!」ワークショップを行いました。

 高松地区の「農の風景育成地区」の現況模型をマルシェに来た方々と囲みながら、高松の「良いところ」「気になるところ」をお聞きして、模型の上に旗を置いていきました。

 今回のワークショップでは、2日間で40以上のご意見を頂くことが出来ました!皆さんから頂いたご意見は今後の高松のまちづくりに生かしていきたいと思います!

 マルシェの最後には、「演劇活性化団体 uni」さんによるパフォーマンスが行われました。

 高松に古くから伝わる言い伝えや現在の農家さんの営みなどが表現され、「高松にはこんな歴史があったのかぁ!」と驚きながら、楽しませて頂きました。次回の公演にも期待大です!

 今回も有意義な機会に参加することができ、お世話になりました皆様に心から感謝いたします。

 そして、これからもまたよろしくお願い致します。


 高松のまちづくりは、まだまだ続きます!!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 大門聡


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(35)
めばえるcafe+ (20171103−05)


<<学園祭で芋煮を販売しました!>>


 齋藤ゼミでは、11月3日~11月5日に開かれた大東文化大学の学園祭において、東京都練馬と山形県鶴岡を繋げる企画として、「芋煮・焼きおにぎり・野菜」の販売を行いました。

 この取り組みを企画したきっかけは、私が、大学の授業で山形県鶴岡市の地域研究の話しを聞いたことでした。

 私の母は鶴岡市の隣の酒田市出身で、祖母も旧藤島町(現鶴岡市)出身ということもあり、鶴岡という地域への興味が膨らんで行きました。

 この授業を担当されている先生は東洋大学でも授業をしており、東洋大学の学園祭では、山形名物の玉こんにゃくを販売していることを聞きました。

 まず、この企画を具体化するために、3月に鶴岡を訪れて鶴岡の農業について教えて頂いたところ、山形のブランド米である「つや姫」を丹精込めて生産されている農家の存在を知り、このお米を使った焼おにぎりを販売しようと考えました。

 さらに、ゼミ活動を通して知り合いになった「チームネリマメ」さんが作った練馬の大豆を使ったお味噌を焼おにぎりにぬることにしました!

 さらに、夏休みにはゼミのみんなで鶴岡に行き、夏祭りの手伝いや観光をして来ました。

 ただ、私は運悪く、インターンシップの日程が重なってしまい行けませんでした…泣。

 新学期が始まると、ゼミで活動を行っているコミュニティカフェ「めばえるcafe+」で知り合った練馬の農家の方々+「チームネリマメ」さんと具体的な打ち合わせを行いました。

 そこで、芋煮、焼きおにぎりの材料である里芋、ネギ、ゴボウ、厚揚げ、お味噌の発注をお願いしました。

 その一方で、鶴岡では市役所の方にご協力を頂き、お米農家さんをご紹介頂き、農薬をほとんど使わずに育てた特別なお米「鶴岡Ⅰ型 つや姫」30kg(!)を仕入れる段取りを行いました。

 さらに、学園祭当日が迫ると、ゼミ生みんなでPR用の掲示板の作成や野菜の発注、受け取りに奔走する忙しい日々を過ごすこととなりました…(笑)

 学園祭当日は朝5時に起き、大学で芋煮の下準備を行い、何とか販売に漕ぎ着けることが出来ました。

 また、学園祭には、鶴岡と練馬から、ご協力頂いた方々に大学までお越し頂き、私たちの作った芋煮と焼きおにぎりを「美味しい!」と言って頂きながら、召し上がって頂くことが出来ました。

 もう、それだけで頑張った甲斐がありました…泣。

 お客さんの中には「ネギの先まで緑なのがいい!」「鶴岡のつや姫は美味しいから買ってくよ!」と言ってくれた方もいて、学園祭に訪れた多くの方々が練馬の野菜と鶴岡お米の良さを知るきっかけになったのでは(?)と感じることも出来ました!!

 芋煮と焼きおにぎりは、特に大人の方々に人気があり、大学の職員の方の中には、何と!3日連続で買って頂いた方もいらっしゃいました!感謝感謝です!

 学生の中にも「友達が美味いって言っていたから来たよ!」という人もいて、口コミで評判が伝わるということも実感することが出来ました。

 今回の学園祭では、「練馬の食材で作った山形名物の芋煮」を販売することを通して、遠く離れた2つの地域の魅力を伝えられたことをとても嬉しく思いました。

 3月から準備を始めましたが、終わってみると「あっ」という間に感じます。今回の企画に協力して頂いた鶴岡、練馬の方々、ゼミのみんな、そして、学園祭に足を運んで頂いた全ての人に感謝です。

 本当にありがとうございました!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 安藤大悟


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(34)
めばえるcafe+ (20171029)


<<まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松 vol.1 >>


 めばえるcafe+における新しい取り組みである「まちづくり齋藤ゼミ@練馬高松」がスタートしました。

 第1回目となる今回は「地域包括ケアシステムって…何?」をテーマに、自然工房めばえの副理事であり、横浜にある特別養護老人ホームでケアマネージャーとして活躍されている藤野洋士さんを講師に迎えて、地域の方々や学生達とともに地域包括ケアに関する勉強会&交流会を行いました。

 オリエンテーションとなる「まちづくりと地域包括ケアシステム」の話しの後、藤野さんによる地域包括ケアに関する制度及び介護現場における現状についてのお話しを頂きました。

 色々な発見や気付きがありましたが、特に印象的だったこととして、地域包括ケアシステム(地域福祉、あるいは、福祉という意広い味でも‥)のあり方は、地域性を反映させたもの出なければ機能しないということでした。

 制度上、市町村ごとに地域包括ケアシステムをデザインすることになっていますが、それ以上に、より柔軟で地域に寄り添った地域包括ケアであること、そして、地域の資源(担い手)とのネットワークが地域包括ケアを支えるということを再認識しました。

藤野さんのレクチャーの後、参加者を交えた意見交換が行われました。参加者は、まさに今、家族の介護ををしている方、かつて家族の介護を経験した方、介護職の方、地域包括センターで働いている方など、それぞれの異なる立場からの意見が出されました。

 「地域福祉へのニーズ」という共通のテーマに対して、介護に取り組む自分自身のニーズ、介護職からのニーズ、地域包括ケアを作っていく立場からのニーズなど、立場によって意見は異なるというか、噛み合わないものも多かったのですが、全体を通して見ると議論のバランスが取れていたことが印象に残りました。まちづくりのプロセスの一旦を垣間見る思いでした。

 また、多くの学生が参加しましたが、まだ、ピンと来ないというのが正直なところのようでした…私自身の学生時代のことを思い返すと、致し方ないとも思いました。これから、少しづつでも「自分ごと」として感じることが出来るようになればと思います。

 参加者から出された様々な意見は、自然工房めばえの海野さんにホワイトボードで整理して頂き、参加者全体での共有を行いました。

 ということで、約2時間に及ぶ勉強会の後は、めばえの皆さん手作りの温かい芋煮鍋とおにぎりを頬張りながら、カフェのあちらこちらで、思い思いの相手との会話が弾んでいました!

 意見交換会の際に、参加者からの意見としてもありましたが、今日のようなコミュニケーションが生まれる場所づくりが、地域包括ケアの要になるのではないかとの思いを抱きながら、今後も色々な人達と協力してめばえるcafe+の活動に取り組んでいきたいと思います。

 ということで、お腹いっぱい(?)になったところで、学生達は次回のワークショップに向けての模型の修正作業を行っていました…


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(33)
めばえるcafe+ (20170821・23・28)


<<自由研究ワクワク大作戦!>>


 夏休み期間中の8月21、23、28日に「めばえるcafe+」にて、地域の子供達を対象に夏休みの」自由研究をテーマとしたワークショップを開催しました。今回の連続ワークショップは齋藤ゼミの学生が中心となり、「めばえるcafe+」に集う様々な方のご協力を頂きながら実施しました。

 第一弾となる8月21日は「葉っぱdeアート」と題したワークショップを開催しました。

 「葉っぱdeアート」では、練馬区高松にある公園や憩いの森で採集た葉っぱや木の枝で貼り絵を作成するコラージュと、葉っぱなどを色鉛筆でこすって形を浮かび上がらせるフロッタージュを作成しました。

 まず、カフェに集合した後、外に出た子ども達は楽しそうで、とても活き活きと走り回っていました。

 集める葉っぱも男女で違いがありました。男子は草や葉っぱが多かったですが、女子では花をたくさん集めていてとても色どりが綺麗な作品が出来上がりました!

 第二弾となる8月23日は、「工作・宿題・作文WS」を開催しました。

 このWSでは、自然工房めばえのメンバーと多くの講師の方々が子供達と一緒に工作を行いました。私達学生は、子供達の夏休みの宿題や作文、工作など、一緒に考えながら楽しい時間を過ごすことっが出来ました。

 工作WSでは、ハーブ石鹸、野菜スタンプ、ビーズアート、蚊取り線香、牛乳パックのおもちゃなど、バラエティに飛んだメニューが用意され、子供達はとても楽しそうに思い思いの作品を作りました。ビーズアートづくりをしていた子ども達は時間を過ぎても根気強くビーズを糸に通し完成させることが出来ました。

 子供たちにとって楽しい夏休みの思い出となる一日となったのではないかと思います。もちろん、私達にとっても楽しく充実した一日となりました。

 最終日とのなる第三弾の8月28日は、「子供のグルメ」と題したワークショップを開催しました。

 「子供のグルメ」では、餃子の皮で作るスマイルピザや、焼きおにぎりを子供達と一緒に作りました。

 まず、具材となる野菜を高松地区に数多くある野菜の直売所に子供たちと一緒に買い出しに行きました。

 その後カフェに戻って調理に取り掛かりました。子供は、ピザ生地となる餃子の皮にに具材をたくさん載せすぎて、調理中に具材のタワーが倒壊したものもありました…。

 子供たちは自分の好きな具材を載せて作ったピザをとても美味しそうに食べていました。

 今回の夏休み自由研究ワークショップでは、子供達の笑顔をたくさん見ることができました。この笑顔のおかげで。今度はもっと面白いワークショップを開催しようという気持ちになりました。

 後日談となりますが、「子供のグルメ」の後に参加した子供の親御さんから、「ワークショップに参加した翌日、疲れている自分の様子を見た子どもが、作り方を覚えたスマイルピザを夕食に作ってくれました!」というお話をお聞きして、色々と大変なことがアリましたが、ワークショップをを開催してよかった!と心から思いました。

 今後も、地域の色々な人達に喜んで頂けるような、地域の魅力を活かしたワークショップをめばえるカフェを拠点に開催していきたいと思います!!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 安藤大悟


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(32)
めばえるcafe+ (20170729)


<<「めばえるcafe+」第4回拠点会議を開催しました!>>


 7月29日、「めばえるcafe+」にて第4回拠点会議が行われました。今回の会議は、自然工房めばえさん、まちがつながるシェアごはんさん、そして、齋藤ゼミからは 目黒、白鳥、渡部、荒井が参加しました。また、今回から、2年生の鷺坂さん、中村くんも参加してくれました。

今回の拠点会議では夏休みの自由研究ワークショップの募集状況について、参加者へのメール文の作成について話し合いました。どのワークショップも申し込みがあったということで、一安心…。

 学生が主体で行う8月21日の「葉っぱdeアート」は、ワークショップで何をやるのかが少し伝わりにくかったため写真付きの説明文などをイベントページに投稿するとともに、めばえるcafeの掲示板にポスターを貼るなど工夫が必要だということになりました。

 2年生にとっては、初めての拠点会議ということで分からないことだらけだったと思いますが、積極的に意見を出してくれました!夏休みのワークショップでは、力を合わせて一緒に楽しめたらいいな!と思います。

 本番まで1ヶ月切ったので、参加するメンバー間での情報共有をしっかりして、是非、ワークショップを成功させたいと思います!!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 荒井佳奈


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(31)
めばえるcafe+ (20170708・09)


<<高松マルシェ&空から高松を見てみよう!WS>>


 7月8・9日の2日間に渡って、練馬区高松のみやもとファームさんにて「高松マルシェ」が開催されました!

 高松地区で農業を営んでいる宮本さんが、この地域を盛り上げたいとの思いではじめたもので、今回で4回目となります。めばえるカフェ+もこの高松地区にあり、この地域を「知る」ため、私たち学生もマルシェのお手伝いをしました。


 また、今回の活動から齋藤ゼミの2年生も参加し、両日合わせて総勢22名の齋藤ゼミ生が野菜販売と模型展示を行いました!野菜販売では、高松で採れた新鮮な野菜などが並び、多くの方が暑い中、買い物にいらしていました(2年生の初レポートもこの記事の後半あります!)。

 また、今回からの新しい取り組みとして野菜販売の場所から50mほど離れた場所で「高松商店街」という地域の団体が出展する模擬店広場が同時開催されました。

 私たちゼミ生は以前より、農の風景育成地区の現況模型を作っており、今回は私たちも一部スペースをお借りし、模型お披露目をさせていただきました(このレポートの最後に、模型作成の様子を記録した動画があります!)。

 野菜販売の場所とはうって変わって、こちらは木々に覆われており、真昼の暑い時間帯でも日陰に吹き抜ける風が非常に心地良く、これがかつての高松に沢山あった心地よい緑の空間なんだろうなぁ〜と思いを馳せました。

 模型展示では、「演劇活性化団体uni」さんとコラボレーションし、「高松を空から見てみよう!」というワークショップを行いました。

 このワークショップでは、マルシェにいらした皆さんと模型を囲みながらお聞きした、高松の「好きな場所」「気になるところ」に旗を置き、そのエピソードなどを教えて頂くというものです。 

 こうして教えて頂いたお話は、まさに「高松の声」だと思います。今回のワークショップでは2日間で約60個の声が集まりました!これから、この集まった声から次のワークショップを考えていきます。

 今回の「高松マルシェ」という楽しく有意義な機会を頂きましたみやもとファームさん、ワークショップの企画相談やポスター制作にご協力頂いた演劇活性化団体uniさん、机などをお貸し頂いた練馬区 みどりのまちづくりセンターさん、模型を運搬して頂いた自然工房めばえさん、数多くの方々のお世話になりましたことを御礼申し上げます。ありがとうございました。

 また、これからもよろしくお願いします!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 山本浩輝


<高松マルシェレポート by 2年生>


 高松マルシェでは、主に野菜などの販売のお手伝いをさせていただきました。

 農家さんから野菜の特徴や美味しい食べ方など野菜についてとても丁寧に教えていただき、販売の際にはその知識をもとにお客さんとの会話が弾むこともしばしばありました。

 普段何気なく購入している野菜ですが、販売する側に立つと野菜一つ一つに対して愛着のようなものが湧いてきて不思議に感じました。

 市場から少し離れたところに、3年生の先輩方が練馬の模型を手作りしたものを使って、そこに住む人たちと意見を交換していました。私たちはあまり関わることが出来ませんでしたが、とても「まちづくりっぽく」て勉強になりました。

 また、その隣で8代続く練馬のお味噌屋さんのお味噌を使った味噌田楽の販売もさせていただきました。そのお味噌には練馬で作った豆を使用していて、野菜の販売もそうですが地産地消を生で体験できました。

 このような活動を通して、人と人との距離が近づきとても温かみのある繋がりが生まれることはとても素敵なことだと思いました。

 2年生は、この活動が3年生や地域の方々との初めての外での活動でした。

 今までは何となくおぼろげだった「まちづくり」について、この活動を通して少しわかった気がします。これからの活動の中で、自分たちに出来ることを精一杯やっていけるよう努めていきたいと思います。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 鷺坂知保、門脇史佳

 7月8日に練馬区高松で行われた高松マルシェに参加しました。

 朝から気温が上がり暑い1日となりましたが採りたてのとうもろこしやトマトをはじめとする沢山の新鮮な野菜が並び多くの人で賑わいました。

 私たちは初めての参加で高松マルシェの方や農家の方のアドバイスをいただきながら皆でどのように野菜の紹介をするか考えながら販売しました。

 次回は11月に開催ということで、さらに盛り上がることを期待してます!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 長沼大樹

今日の動画。模型作成の様子。

(動画作成)大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 渡部勝暁


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(30)
めばえるcafe+ (20170527)


<<「めばえるcafe+」第3回拠点会議を開催しました!>>


 今回の拠点会議では、前回の会議を受けて修正した8月の「夏休みの宿題」ワークショップの企画書をベースに、ワークショップの実施に必要な会計などの学生が慣れていない実務的作業などを中心に意見交換を行いました。

 今回の拠点会議では、夏休みワークショップの周知を図るために地元の小学校の協力を得ることや、齋藤ゼミの新戦力である2年生の関わり方などを確認しておくことなども議論されました。

 さらに、夏休みのワークショップに先立ち、7月8、9日に開催される「高松マルシェ」の際に、現在作成中の練馬区高松「農の風景育成地区」の現況模型を活用したワークショップの企画案を継続的に検討することも議論されました。 

…やることいっぱい(汗)…いつものことだけど(笑)

 また、今回の会議には、お正月の「リヤカー初荷体験」でご一緒した「演劇活性化団体 uni」さんが参加され、現在の活動内容や今後の高松における企画について教えて頂くことが出来ました。uniさんのお話お伺いしていると、メンバーの方々のまちづくりに対する熱意や「自分達にしかできないことをやりたい!」という気持ちがひしひしと伝わってきました。 

 uniさんの演劇を通したまちづくりという、私達とは異なる切り口の取り組みはとても興味深いものでした。今後の「めばえるcafe」を軸とする高松地域における活動の中で、ご一緒させて頂く機会があれば!と、今からとても楽しみです!

さ〜てと…作業に戻るとしますか(笑)

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 安藤大悟


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(29)
めばえるcafe+ (20170422)


<<「めばえるcafe+」第2回拠点会議を開催しました!>>


 4月22日、「めばえるcafé+」にて第2回拠点会議に参加しました!

 会議の前に、めばえさんが作ってくださったカレーをみんなで美味しく頂きました!(大盛りで…笑)

 前回(3月22日)の第1回拠点会議で出た〝夏休みの自由研究〟をテーマにそれぞれ持ち寄り、市民団体の方々と話し合いを行いました。

 市民団体の方々からアイディアが出される中で、学生側からは「葉っぱdeアート」と「子どものグルメ」を提案させていただきました。

「葉っぱdeアート」は、まち歩きで採取した葉っぱを貼り絵作品やフロッタージュアートにすることで、自由研究の作品としてだけでなく、子ども達が地域に関心をもつきっかけとなるように考えました。

「子どものグルメ」は、和食編ではパッカンおにぎりといも煮、洋食編ではスマイルピザとアップルパイを案として出し、食育や練馬の食材を使うことで子ども達が地域への愛着をもつきっかけとなるように考えました。

 2つの提案の改善事項として、持ち物の補足やタイムスケジュールの改善などをアドバイスしていただきました。

 また、お母さん目線でのアドバイスもいただけたのでとても勉強になりました。

企画を行うにあたり、当日までに何をすべきかが少しずつですが明確になってきました。

 会議終了後は、会議中に頂いたアドバイスや留意点などを再考するために、今回の企画で考えたルートを再度歩いて、所要時間や距離感などを再確認しました。

 このWSをきっかけに更に市民団体の方々との輪を広げられたらいいなと思います!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 目黒莉奈


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(28)
めばえるcafe+ (20170401)

<<「めばえるcafe+」 オープン!!>>


 4月1日、「めばえるcafé+」のオープニングに参加しました!

 「めばえるcafé+」は、練馬区高松にある「農の風景育成地区」に隣接する空き家を活用したコミュニティ・スペースです。

 「めばえるcafé+」では、「自然工房めばえ」さんが取り組んで来た植物の癒やし効果やガーデニングを活かした取り組みはもちろんのこと、地域で活動する様々な組織との協働により、子育て支援や高齢者福祉、芸術文化などの様々な取り組みを創出し、コミュニティ・スペースとしての可能性を広げていく予定です。そして、「人と自然」「人と地域」「人と人」との共生を実現することを目指しています。

 その第一歩である本日のオープニングでは、まず、めばえの代表である海野さんから、「めばえるcafé+」のこれからの取組みについての説明&内覧会が開催されました。

「めばえるcafé+」の「+」には「一人ではできないこともあなたと一緒ならできる」という思いが込められています。私たち齋藤ゼミも、この高松地域の「まちづくり」について地域の方々と一緒に考え、実践していたいと思います!

 説明会の終了後はお楽しみのオープニング・パーティーです!!

 有機・無農薬栽培の野菜でつくられた食事と「東京ワイナリー」という練馬区大泉にある東京初のワイナリーのワインを美味しく頂きながら、これから始まる「めばえるcafé+」で実現したいことや、将来の夢などについて語り合う姿をあちらこちらで見ることが出来ました。

 今日一日、この場所で過ごしただけでも、人と人との新たな繋がりの「めばえ」を感じることが出来ました(なんと、今日一日で、延べ100人超の人が訪れました!!!)。

 私達、齋藤ゼミの学生も、今日のオープニングに向けて、(微力ではありましたが…)空き家の掃除や展示物の準備などをしてきましたので、とても嬉しい一日となりました!

 これからが本番です!今日の喜びをもっと大きくするために、これからも頑張って行きたいと思います!!!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 山本浩輝

今日の動画。「めばえるカフェ+」ができるまで。

(動画作成)大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 渡部勝暁


福祉農園づくりプロジェクト

「楽農くらぶ 2016 」

大東文化大学 齋藤ゼミレポート(27)
楽農くらぶ2016 
第6回遊農ワークショップ(20170304)


<<お餅つき 編>>


 本日、同級生の吉田くんと一緒に、卒業の報告を兼ねて久しぶりに野瀬自然農園を訪れました。一年ぶりの楽農くらぶ…。野瀬さん、めばえの皆さんに久しぶりの再会!!

 この日は「お餅つき」ということで僕と吉田くんの二人で全体の流れを作るタイムキーパーを務めました。

 人生初となる餅つきなので、めばえの海野さんから全体の流れを教えて頂きました。WSにて必死にメモをする作業も久しぶりです…。

 流れを把握したところで餅つき開始!もち米を蒸すのに約45〜60分。待っている間にみんなと歓談。

 話しているとあっという間に次の工程へ。

 いよいよ、お餅をつきの始まりです!

 しかし、これが中々難しい。何となく…ぎこちない動きになってしまい、臼を叩いてしまう場面も…。

 苦戦しながらもお餅がつき終わり(子供達や他のメンバーは上手でした…)醤油、きな粉で味付けして…完成です。

 美味しい!やはり、つきたては違います!温かい汁物も体に沁みます…。

 ということで、今日も楽しい「遊農」ワークショップとなりました。

 今回のお餅つきで、野瀬さん、めばえのメンバーの皆さんと歓談しながら、楽農くらぶの活動を思い出しました。

 当時、三年生だった僕たちも卒業を迎え、そして、楽農くらぶも三年目に突入します。海野さんから新しい拠点のお話を聞き、これからも楽農くらぶの活動の幅が広がっていくのが楽しみです。

 これまでの活動ではご迷惑をお掛けすることが多かったにもかかわらず、海野さんから「新しい拠点に、ご飯を食べに来るだけでもイイから、また遊びに来なよ!!」と言って頂けたことが本当に嬉しく思いました。

 この春、大学を卒業しますが、楽農くらぶで結ばせて頂いた方々とのつながりはこれからも続いていきそうだなぁ!と、勝手に思っています。また社会人になっても、フラっと立ち寄ることがあると思いますので、その節はよろしくお願い致します。

 大学を卒業しても、気軽に遊びに行ける「場所」があることは本当にありがたいことです。こうした「場所」を提供してくれた野瀬さん、自然工房めばえの皆さんには感謝してもしきれません。今後とも、改めて宜しくお願いします。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本純平


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(26)
楽農くらぶ2016 
第5回遊農ワークショップ(20170105)


<<リヤカー初荷体験 編>>


 今回私たち齋藤ゼミは2016年1月5日に普段からお世話になっている保谷にある野瀬自然農園から中野までリアカーで大根や梅干しを運ばせていただきました!!

  その距離なんと往復で約24km!とても長い距離でしたが海野さんをはじめとして楽のうクラブの方々、マップ作成に携わっていただいた学芸員の平田さん、演劇活性化団体UNIさん、とそのほかにもたくさんの方々が疲れを見せずリアカー引きに参加されていました

 我々大東文化生は19、20歳にも関わらず早いうちからダウン…私に至ってはその後4日間ほど右膝を痛めてしまいました…

 日頃から不健康な生活を送っていたツケが回ってきたと思って足の痛みを受け入れています。

 今回のリアカー引き、野瀬自然農園に早朝6:00に集合6:30出発なのですが、私は道に迷い6:20頃に着きました…

 その後、三宝寺前、桜の辻公園、下井草、久保観音堂などと、休憩を挟みつつ中野ビーンズさんまで歩きました

 そのまま元のルートを辿り同じように休憩を挟みつつ野瀬自然農園に着いたのはなんと18時!約12時間歩いてたということになります!!こんな経験中々無いのではないでしょうか?とても貴重な経験をさせていただきました。

 道中特に危ない事故などに巻き込まれずに済み、良かったですこれも平田さんや野瀬さん海野さん達の事前準備が大きいのではないでしょうか?

 去年も同じようにリアカー引きがあり、私も参加させていただいたのですが当時は中野から合流し、途中で抜けたので、雰囲気しか味わえませんでしたが、今回は最後まで参加できたので本当に良かったです。

 ぜひ来年も参加させて下さい!

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 渡部勝暁


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(25)

楽農くらぶ2016 

第4回遊農ワークショップ(20161126)


<<干し柿&柿酢作り編>>

 

 11月26日の土曜日に「第4回遊農ワークショップ」に参加してきました‼

 今回は干し柿と柿酢作りを体験してきました。いつもお世話になっている野瀬自然農園の野瀬さんが、柿の木にスルスル上って柿を取っていましたが、スピードが速すぎる!

 速すぎて…野瀬さんが落とした柿を拾うので大変でした…。

 柿を取って帰ると、今度は柿の皮むきです!

 今回は学生の参加は私を入れて三人でしたが、私だけ皮むきで他の二人のゼミ生は不器用を理由に、干し柿を干すための場所のセッティングに行ってしまいました。

 本当は私も不器用ですが、しぶしぶ作業しました。(← このシャレを言いたかった‼ 笑)

 ダジャレはおいといて・・・。 

 柿の剥き方にもコツがあり「最初は柿の上を一周剥いて、そこからは下に剥いていくほうが簡単にできる!」と、教えて頂き実践すると、とても簡単にできました。

  柿を剥いている時も皆さんとおしゃべりしていましたが、いやー楽しい‼

 意外と、自然工房めばえさんの海野さんや染谷さんをはじめ、皆さんおしゃべりが好きでワイワイ賑やかに作業していました。

 その頃私以外の二人のゼミ生はまだ作業中で、野瀬さんの指示でテキパキと準備していました。

 しかし、ふと見ると二人は縄跳びで遊んでいて、野瀬さんだけ準備している‼これを見て、また海野さんや染谷さん達と笑いながら柿を剥いていました。(二人働けよ! 笑)

 そしてお昼になると待っていました‼アクアパッツァ!

 私は実はアクアパッツァは初めて食べましたが、物凄く美味しい。魚がほろほろに柔らかくてサイコーです。他のホタテやムール貝もとても美味しかったです。あと五穀米とミネストローネを食べましたが、体が温まること。ホッコリホカホカです。

 昼食も終わり、皮むき再開。

 しかし、柿が多すぎて全部は吊るせない!ということで、途中でストップ。

 柿酢作りは、何か特別なことをするのかと思っていたら、柔らかい柿やヘタのない柿を袋に入れて、パック詰めだけでした。これだけでできるのか?と思いました。 

 最後は紐に柿を上下交互に吊るして、アルコール消毒して終了!十日程でできるそうです。

 とても穏やかな秋の一日を、参加者の皆さんと楽しく過ごすことが出来ました!

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 安藤大悟


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(24)

楽農くらぶ2016 

番外編(20161112・13)


<<「高松マルシェ」お手伝い 編>>

 11月12、13日(土、日)に「東京ねりま高松マルシェ」に行ってきました。

 高松マルシェは東京都練馬区高松で宮本ファームさんが中心となり、地元の農家さんの採れたての野菜を販売しています。さつまいもや柿などの秋の味覚だけではなく、これからの季節に食べたくなる鍋に欠かせない白菜やネギ、こたつのお供であるみかんなどが売られています。齋藤ゼミ生も柿やみかん、里芋を分けて頂きました。

 私たち齋藤ゼミ生は会場準備や野菜を売るお手伝い、まちづくりセンターの方のお手伝いをさせていただきました。野菜を売る時にお客さんから「これはどんな野菜なの?」と質問されることがあったので、農家さんから野菜についての知識を教えていただきました。

 今回の高松マルシェには楽農くらぶでお世話になっているNPO法人自然工房めばえさんと一緒に参加しました。お昼の休憩時間はめばえさんと一緒に「これからの農業について」のお話をさせていただきました。貴重なお話をありがとうございました。

 高松マルシェでは、スーパーでは知ることが出来ない野菜の上手な下処理方法や調理方法、農家さんの思いを直接教えていただくことが出来ました。地元の野菜を買う地産地消の良さは新鮮で安心な野菜を買うことが出来るという良さだけではなく、直接農家さんと触れ合うことで地域に温かさやつながりを生むのだと考えさせられました。

 高松のまちの良さと人の魅力を感じることが出来た二日間でした。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 白崎貴子

(動画作成)大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 渡部勝暁


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(23)
楽農くらぶ2016 
第3回遊農ワークショップ(20161029)

<<サツマイモ編>>


 10月29日、「第3回遊農ワークショップ」に参加しました。

 今回は参加者が30名を超える大盛況でした!WSが行われる場所からサツマイモを掘る畑までは歩くと距離があるとのことで、参加者は車での移動となりました。私たち学生は健康もかね(笑み)大泉学園駅の練馬タウンサイクルで自転車を借りてサイクリングで畑へ向かいました。人数が多いため一部(午前)と二部(午後)に分かれて畑へ向かいました。

 野瀬さんの畑では土を柔らかく耕すことはしておらず、自然な状態の土壌が広がっていました。そのため、サツマイモを掘り起こす際、土が硬く感じました。しかし、野瀬さんにお伺いしたところ、あまり柔らかい土の中で育てるとイモは大きくこそなれ、楽をして大きくなってしまうため、身が貧弱で甘みが足りなくなってしまうのだそうです。なにごとも苦労しなければ中身が薄くなるということを「土」から教わりました。

 今回の参加者は子どもの割合が多く、子どもたちは泥だらけになりながらも一生懸命サツマイモを掘り起こしていました。とあるご家族に今回の参加理由を伺ったところ、子どもが学校行事の「おイモ堀の日」に風邪で休んでしまい、代わりにおイモ掘を体験できるようにと、ネットで今回のWSを調べて参加したとおっしゃっていました。「素敵なご家族だなあ」としみじみ感じました。普段スーパーで目にするサツマイモは芋の部分だけなので、どのように生育しているかを私も含め、多くの子供たちが知ることができたと思います。

畑でサツマイモを収穫した一行は再び、WS場所に戻り、収穫したサツマイモを使ったサツマ汁ご飯をいただきました。汁の色がサツマイモの紫色に染まりました!こんなに綺麗に色が染み出るとは驚きました。染色にも使えそうです。

 ご飯を食べた後は、サツマイモ堀の際に刈り取ったサツマイモのツルを使ってリースを作りました。ツルを交互に編み込むだけで立派なリースができあがりました!これからの季節クリスマス用として玄関に飾るのにピッタリです。イモを味わうことができ、リースを作ることができ、一石二鳥なWSでした。

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 山本浩輝


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(22)
楽農くらぶ2016 
第2回遊農ワークショップ(20160619)


<<梅しごと>>


6月19日の日曜日に遊農ワークショップが開催されました。

天候は、やや曇り空でしたが、参加者の皆さんと楽しく会話をしながら、季節の「梅しごと」を行いました!

<梅が光輝く宝石に!?>

 まず、梅仕事について野瀬さんのお話をお聞きしました。

 その後、自然工房めばえの海野さんより、具体的な作業の手順の教えて頂きました。

 最初は、桶に張った水に梅干しを入れて、手で優しく「磨いて」いきました。

 さらに、磨いた梅を柔らかいタオルで優しく水をふき取りながら、梅の表面の産毛をきれいに取り除きます。

この作業で感動したのは、水の中に入れた途端、梅が宝石のように輝き出すのです!!これは、梅干しの産毛が水を弾くことによって見えるということでした。

<梅酢と8%の塩!>

 次の作業は、きれいになった梅を丈夫なビニール袋に入れます。

 この時、昨年の梅干しづくりの際に出来た梅酢を少し入れることがポイントです!

 昨年の梅酢を用いることで、普通に作るよりより深みのある味となるそうです。そして、梅に対して8%の塩を袋の中に入れ、よく混ぜて袋を縛れば完成です!

 ただし、縛るときは袋の口は長めに残しておきます。

 さらに、片手で紐がほどけるように紐を縛っておくと、後々の作業が簡単になります。

 完成したらそのまま置いておくのではなく、1日1回は必ず袋をひっくり返します。このひと手間により上の方にあった梅にもちゃんと汁につかり、カビを防ぐというわけです!

<梅干しづくり! そして、梅ジュースで乾杯!>

 梅仕事といえば梅干しづくり!

 梅干しを作るときのポイントを野瀬さんから教えて頂きました!

 ポイントとしては、天日干しをする作業のとき、そっと梅干しを全体に広げて、出てきた汁も一緒に干すということです。

 しかし干しすぎも良くないので気を付けてください!

作業が一通り終わり、参加全員で、野瀬さん自家製の梅シロップを冷たい井戸水で割った美味しい梅ジュースをいただきました!

 実は…私、梅が苦手なのですが、この梅ジュースは甘くて、爽やか!!

 とても飲みやすくておいしかったです!梅が苦手という人にも、是非、飲んでいただきたいです!

 また、海野さんからお話を聞いたところ、申年の梅は縁起が良いことを初めて知りました。なんと、縁起が良いというお話の元となった出来事というのが、平安時代までさかのぼるそうです!

 お話では、当時の天皇である村上天皇が疫病に苦しむ人々に梅を使って救い、また自らが病で倒れた時にも梅干しによって病が治ったそうです。そして、その年というのが申年だったことから、申年の梅は縁起のよいものとなったそうです。

 今回のWSでは季節ならではの「梅」仕事と「梅」にまつわるお話を知ることができ、本当に勉強になりました!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 金子 拓磨


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(21)
楽農くらぶ2016 

第1回遊農ワークショップ(20160529)

<<竹テント&鯛の塩竈づくり>>


2016年5月29日に、2016年度の第1回「遊農」ワークショップが行われました。

 今回のWSは、バンブーワークスの西出さんによる竹テントづくりと鯛の塩釜焼きを行いました。当日は気温が高く、日差しが強かったのですが、多くの方に参加していただき、楽しく行うことができました。

 まずは、自然工房めばえの海野さんから全体の説明をしていただきました。その後、自己紹介を行い、竹テントづくりと昼食の下準備(鯛の塩釜づくりも含む)の二手に分かれて作業を行いました。

<竹に触れる!>

 まずはテントづくりの下準備です。

 最初に丸竹を「ヨツワリキ」と呼ばれる工具で、節がある方を下に竹を置き、真上から4つに割りました。その後同じ太さの竹を12本選び、鉈でささくれをとります。さらに「ベルトサンダー」と呼ばれる電動やすりで撫でるように平らにきれいにしました。初めての経験ということも有り、実際にやってみると見た目以上に大変な作業でした。

<豪華な昼食!>

 竹テントづくりと並行して昼食も作りました!

 昼食には以前のWSで作られたピザ釜を使って「鯛の塩窯焼き」を作りました。ピザ釜で焼いた鯛の身はふわふわでとろとろ!!塩加減も絶妙で、すごく美味しかったです!また、野草やジャガイモの天ぷら、そして、暑い日にぴったりのそうめんなどなど…たくさんの美味しいものを食べることができて午後の作業の力となりました。

<力を合わせて!>

 昼食をとった後は作業の途中だったテントの組み立てに入りました。

午前中は、参加者が分かれていましたが、午後からは全員で協力しながら、竹テントを組み立てていきました。組み立ては、ねじや針金を使った力仕事となり、少々、大変でした。

そして、ようやくテントができた時は、みんなで作り上げたという達成感を味わうことができました。

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 金子 拓磨


福祉農園づくりプロジェクト
「楽農くらぶ 2015 」

大東文化大学 齋藤ゼミレポート(20)
楽農くらぶ2015 
第12回家つくりワークショップ(20160319)


<<今年のまとめ、ピザパーティー>>


 3月19日、今年度最後の楽農くらぶWSとして、ピザ・パーティーを開催しました!

 しかし…当日はあいにくの雨模様…。にも関わらず、本当に沢山の方参加者が集いました!楽しい、ピザ・パーティになる予感がします!


 まずはピザ窯の火お越し、ピザの下ごしらえをみんなで協力しながら行いました。雨なんか気にしていられません! 大方の準備が終わり、いよいよピザの生地づくりです。前回のWSでの反省を生かして、めばえさんからピザつくりのコツをレクチャーしても頂きました。

 説明が終わると、さっそく二人一組でピザづくり開始しました。みんな思い思いのピザを作っていました。大きい生地、小さい生地、トッピングを沢山のせる人、和風のピザに仕上げる人、それぞれ個性が出ていました!

 様々な具材をのせたピザはピザ窯へと運ばれます。ピザを焼くのは野瀬さんと齋藤ゼミの山口君です。

 野瀬さん曰く、「火加減が重要!」とのこと。もちろん私、松本もチャレンジ!しましたが、コツを掴むのが難しい…出来上がったピザはみんなが待つテーブルへと運ばれます。おいしいピザに会話も弾みました!

 ちなみに僕はコリアンダー(パクチー)をふんだんに使ったピザを作りました。独特の香りがクセになります(笑)


 時間がたつごとに、どんどんと参加者が増えてきます。と同時に、青空が出てきました!テーブルでは、楽農くらぶのこの一年間のこと、野菜のこと、大学のこと、今後の就職のことなど、いろんなことを話しながら、おなか一杯ピザを頂きました。 ピザ・パーティーも終わり、片付けが済んだところで全員集合。

 そこで、野瀬さんが「何があっても楽農くらぶは続ける!!」と熱い思いを語って頂きました。

 今年度から本格的にスタートした楽農くらぶ。何もわからない、手探り状態の中から始まったこの活動に、齋藤ゼミも参加させて頂いたこと本当に良かったと改めて感じました。きっと、めばえさん、野瀬さんには、色々とご迷惑をお掛けしたことも少なくないはずです…。そんな僕達をいつも笑顔で接して頂いた皆さんには感謝、感謝!です!!!


 最後に、少しだけ、自分の夢を語ってしまいました…。自分の夢を語るのは、少しだけ緊張しましたが、みなさんに「応援している」と言って頂いたことに大きな勇気を頂きました。

野瀬さん、めばえさんをはじめとして、「楽農くらぶ2015」に参加されたみなさん、お疲れ様でした!

一年間、本当にありがとうございました!!! 


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本 純平


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(19)
楽農くらぶ2015 
第11回畑つくりワークショップ(20160304)


<<野草をトッピングしたピザをつくる>>


 楽農くらぶ第11回畑づくりワークショップが行われました。

この日は気持ちの良い晴天で、ぽかぽかと気持ちの良い陽気でした。

 今回のWSでは、ピザ窯の試運転を兼ねて、「道草を食べる会」の方と一緒に野瀬さんの畑にある野草を摘み、トッピングにしてピザを焼いてみました。

 野瀬さんの畑には、沢山のこだわりがあります。私達には一見分からないのですが、様々な場所に野菜が植えられているので、畑での行動には注意が必要です。

 ということで、まず、野瀬さんから畑のにどこに何があるのかを教えて頂くことから、野草探しがスタートしました。

「道草を食べる会」の平田さんは、本当に博学で、野草の種類や食べられるかどうか、あるいは、美味しい食べ方などについて教えて頂きました。

 野瀬さんの畑には、「ホトケノザ」や「ハコベ」「ヒメオドリコソウ」など、名前は知らないけれど、日頃から目にする野草が沢山ありました。

 摘んだ野草をそのまま口に運んで美味しそうに食べている平田さんを真似してみたら、草のいい香りが口いっぱいに広がって、スーッと気分がリラックスしてきました。

 さらに、畑からは野瀬さんが育てた「かき菜」も収穫しました。野瀬さんは、いとも簡単に「かき菜」を茎からポキッと折って収穫していましたが、なかなか上手く折れません… 野瀬さんに、「ひねる感じにやるんだよ」と教えてもらうと、あら不思議!ポキッと簡単に折ることができました。

 野草の収穫も一段落したあと、ピザ窯に火を入れ、お待ちかねのピザづくりが始まりました。ピザ窯が完成してから初めてピザを焼くので、火入れの方法や焼き時間などが分からなく、おそるおそるピザを焼き始めました。

 まだ、土で作った窯に含まれている水分が抜け切れていないのか、窯内部の温度の上りが悪く、ピザを焼木上がるには少し時間が掛かりました。しばらくして、いざピザを焼いてみると、アッという間に焼きあがりました。

チーズの美味しそうな焼き色に、香ばしい香り、もちもちの食感と、上出来です!!

 ところが、2枚目を焼いていると火力が弱くなり、窯の中の温度も下がってきました。これは要注意です。今年度の活動の締めとして行われる19日のピザ・パーティに向けて、良い予行練習となりました。

 実は、ピザをずっと焼いていると、「もしかしたら、僕ってピザ職人になれるんじゃないか?」と一瞬、思ってしまいました。(笑)

 焼き上がったピザは参加者是認で美味しく頂きました。ピザを一口食べると、みんな笑顔!やはり、野瀬さんの畑には、人を笑顔にする不思議な力を持った野菜があるのだと実感しました。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 山口光輝


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(18)
楽農くらぶ2015 
第11回家つくりワークショップ(20160220・21)


<<ピザ釜作り、2日間>>


 2016年2月20・21日、楽農くらぶ第11回 家つくりワークショップが行われました。

 今回のWSは、2日間に渡って行われました。1日目となる20日は、ピザ窯づくりとお餅つきを行いました。悪天候にも関わらず、いつもより多くの人が参加し、とても賑やかな雰囲気でスタートしました。

 まずは、「自然工房めばえ」さんと「塗り壁隊」さんからWSの流れを説明していただきました。雨が本降りになる前に出来るだけ作業を進めるため、ピザ窯づくりとお餅つきの二手に分かれて作業を行いました。


大人も子どもも、お餅つきで賑やかに

 まずは、お餅つきです。もち米を蒸したり、大根をおろしたりと下ごしらえを済ませた後、仮設テントの下で、いよいよ、お餅つきです。お餅はいきなりつくのではなく、まず、しっかりと蒸したもち米を杵で練っていきます。この作業は、思ったよりも力とコツのいる作業で、苦労しました…。この作業のあとは、思い切り杵でお餅になりかけのもち米をつくことができ、日頃のストレス(?)を発散することができました! 子どもの参加者も多かったので、とても賑やかなお餅つきとなりました。

 つきあがったお餅を大皿に移し、一口サイズにちぎって、あんこ、きな粉、大根おろし、しょうゆなどなど…で味付けをし、みんなで美味しくいただきました。お餅そのものにも甘みがあり、また、しっかりとした弾力もあっていつもより美味しく感じました。さらに温かい豚汁をいただき、冷えた体がポカポカになりました。

<1日目>ピザ釜土台作り

 さて、お餅つきと並行して「塗り壁隊」さんにご指導をいただきながらピザ窯づくりを行いました。

 さて、お餅つきと並行して「塗り壁隊」さんにご指導をいただきながらピザ窯づくりを行いました。1日目は、ピザ窯を載せる土台づくりです。

 まず、土台を置くために、デコボコだった地面を平らにして、ブロックを積む作業を行いました。さらに、ブロック同士を接着するために、モルタル(砂とセメントと水を混ぜたもの)を塗りこみながら、ブロック3段積みの土台を作製しました。

…実は、このモルタルを作る作業がとても大変でした。砂にセメントと水を混ぜることで粘りが出てモルタルになります。「塗り壁隊」の方は「サクサクッ」と材料を混ぜていましたが、初めてモルタル作りをする私達は苦労しました…。材料がきれいに混ざらず、粘りを出すことに苦戦しました。

ということで、何とか完成した3段積みのブロックの中に、ガラ (レンガやコンクリート、木の柱や木切れなど) を詰め、ちょっとやそっとではビクともしない丈夫な土台が完成しました。

 1日目はここまで。雨も強くなってきたので、作業を止めて、温かいお茶をいただきました。

<2日目>ピザ釜、いよいよ完成へ

 2日目は、いよいよ、ピザ窯本体の作製です! 朝のうちは雨が降ってたので空模様を心配しながらのスタートでしたが、時間とともに晴れてきました。

 まず、昨日完成させた土台の上に耐火レンガを敷き詰め、「塗り壁隊」の方がダンボールで作製したピザ窯の下地となる「型」を設置しました。

 ここからがこのピザ窯づくりで一番面白い作業です。藁と消石灰を混ぜた土を、モルタルを作った要領で作りました。消石灰と水は化学反応を起こして熱を出すので、混ぜた土は温かく湯気が立っていました。また、強いアルカリ性なので素手で触ることは危険です。ゴム手袋と軍手をつけながらの作業となりました。

 次に、ほんのりと温かい土をお団子にしてピザ窯の型にペッタンペッタン貼り付けていきます。子供のように、みんなでたくさんのお団子を作っていると、不思議とウキウキと楽しい気持ちになりました。

窯全体を覆う土の厚さが10センチくらいになったらきれいに成形し、さらに、耐熱耐水性のある石灰クリームと漆喰を塗ってピザ窯の完成です。

 完成すると使いたくなるのが人情で、土団子を貼り付けたダンボール製のピザ窯の型を燃やすために、初めての火入れをすると、「ワッ」と歓声が上がりました。

 最後に、「塗り壁隊」から、ピザ窯の使用方法や注意点を、ユーモアたっぷりに教えていただき、記念撮影を行って、2日間に渡るWSが終了しました。3月に開催予定のピザパーティーでこの窯を使用することが、今からとても楽しみです!!

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 山口光輝


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(17)
楽農くらぶ2015 
第10回家つくりワークショップ(20160105)


<<野菜初売りリヤカー体験>>


1月5日、楽農くらぶの一大イベント、「野菜初売りリヤカー体験」が行われました!

 「野菜初売りリヤカー体験」では、楽農くらぶワークショップで再生させたリヤカー(ソーラーパネル搭載!)を引いて、練馬区の大泉にある野瀬自然農園で採れた野菜を、北新宿の淀橋市場で初荷を卸しに行きました!

 出発は朝6時半。辺りはまだ暗くリヤカーのイルミネーションが目立っています…。いざ、リヤカーを引いてみると…重い! その重さに驚きながら、まず、最初のチェックポイントである大泉学園にある「ブレッド&カフェ ハーベスト」さんを目指しました。

 道中、今回の初売りルートを設定して頂いた平田さんに、練馬の歴史に関する興味深い話しをお聞きしながら歩いていると、ハーベストさんに到着。野菜を無事納品しました。


初売りリヤカー、練馬から淀橋市場を目指す

 その後、しばらく歩いていると、石神井台にある三宝寺で途中参加のメンバーと無事に合流。グッと賑やかになり、そのまま環八、八成橋を経由して、杉並区へ突入! 次のチェックポイントの杉並区の下井草を目指しました。

 そうして、出発から約3時間、ようやく下井草に到着! ここでメンバー全員集まりました。ここ一旦休憩となりました…温かいお茶が体に沁みわたります。

 休憩を終えて、引き手が交代! ゼミ生の北野君(剣道部)です! ゼミの中でも一番体力がある彼。北野君が引くリヤカーはグイグイ進んでいきます。そのまま引手が交代することなく中野(!)まで到着しました。中野四季公園で休憩していると、道行く人々の視線を感じます…。ソーラーリヤカーは、注目の的です。

 休憩を終えて再び出発。ここまで来れば淀橋市場まであともう少しです。

 …しかし、ここからが大変でした。淀橋市場までの道は狭く、市場直前の道は心臓破り(?)の坂でした…。みんなで協力しながらリヤカーを引っ張り、出発から約5時間、何とか淀橋市場に到着しました!


アクシデント発生!? 旅は後半へ

 …しかし、野菜を卸すには午後まで待たなければならないというアクシデントが発生!

 一生懸命運んできた野菜が卸せない…と困っていたところ、復路最初のチェックポイントである中野区新井の「自然食料品店 ビーンズ」さんが野菜を買い取っていただけるとのこと! さっそく淀橋市場を後に、中野を目指しました。

30分ほど歩くと、無事到着。無事に大根を納品することができました。こうして今回の目的である野菜の初売りは(なんとか…)達成です!

 ここから後半戦。再び、野瀬自然農園を目指します。荷物を降ろして軽くなったリヤカーを引いていると、改めて運んできた大根の重さを実感しました。ここで、中野四季公園で遅いお昼ごはん。中野を出発したころには14時を過ぎていました。

 環七戻り、大和陸橋通過し、再び、下井草を目指します。少々疲れていましたが、みんなとおしゃべりしながら、あっという間に下井草まで到着しました。休憩タイムでは、甘い物を食べてエネルギー補給しました!


感動のゴールへ もう一息!

 さあ、あともうひと踏ん張り!! 練馬区氷川台の氷川神社に着く頃には、日も落ちて、ヘトヘトでしたが、みんなで頑張ろう!!と決心し、歩き続けました。

 …ようやく野瀬自然農園が見えてきました!(なんと!)ゴール・テープも見えます。朝6時に出発して、約12時間! ゴールである野瀬自然農園に到着しました! みんな疲れていましたが、達成感に満ち溢れた良い顔をしていました!

 ゴールすると、一足先に到着したメンバーが準備してくれた豚汁を美味しくいただきました。この日の豚汁格別です!!!

 2015年の春に、野瀬自然農園の梅林から引っ張り出してサビ落としから整備を始めたリヤカーを、秋には藤野電力さんのご協力のもと、ソーラーパネルを取り付けました。


そして、2016年のお正月、かつて、練馬の農家さんが野菜を運んだ清戸道を辿り、人生初めてのリヤカーに沢山の大根を載せて、淀橋市場まで運ぶ事ができました。忘れられない思い出になりました。

 みなさん、本当にお疲れ様でした!!!

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本純平


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(16)
楽農くらぶ2015 
第9回畑つくりワークショップ(20151212)


<<初売りリヤカー作戦会議!>>


 12月12日の家つくりWSは、1月5日に行われる「野菜初売りリヤカー体験」の作戦会議。「野菜初売りリヤカー体験」では、野瀬さんの畑で育てた野菜を、楽農くらぶWSの中で半年かけて再生させたリヤカーに乗せて、野瀬自然農園から新宿の淀橋市場まで卸にいきます。

 その野菜売りの背景を知るために、武蔵野の歴史、文化、そして、様々な街のことに詳しい平田さんに近郊農村の練馬の歴史についてお話をしていただきました。

 本日のワークショップのメインプログラムは、平田さんに「野菜初売りリヤカー体験」の準備として、実際にリヤカーで野菜を運んでいた頃の練馬の農業について、そして、リヤカーを引きながら歩く、練馬から北新宿「淀橋市場」までのルートについて、平田さんから教えて頂くことなのです!


江戸の野菜売り歩き

 話は江戸時代まで遡ります。野瀬自然農園のある練馬は「練馬大根」など根の物を中心とする近郊農村(野菜作りを主とする農村)でした。

 農家さんは毎日15km離れた淀橋まで売り歩きをしていました。この地域で採れた野菜はこのようにして江戸まで運ばれており、この野菜の売り歩きは昭和初期まで行われていたそうです。


運搬手段は江戸時代の馬車から始まり、牛車、大八車、リヤカーへと変化。当時の農家さんは100~120kgの野菜を積んだリヤカーを運んでいたそうです。

 中には杉並から川崎まで売り歩いた農家さんも。当時の農家さんには驚きました。それぞれの地の利を活かした農作物を運び、売るという流れを学びました。

 「練馬大根」についても解説していただきました。この練馬大根は当時の農家さんの代表的な野菜で、一般的な大根よりも細く、長い見た目が特徴で繊維質が多く、水分が少ないため生で食べてもおいしいそうです!

 平田さんおすすめの食べ方はこの性質を生かした「しゃぶしゃぶ」と「大根ステーキ」だそうです。話を聞いているだけでとてもおいしそう!


まだまだ平田さんの歴史の話題は尽きません! 小松菜などの葉の物を代表する葛西と練馬の違い、遠郊農村について、リヤカーの名前の由来など野菜の初売りを前にしっかり歴史的な背景を知ることができました。

 当時の野菜売りを想像しながら野菜の売り歩きをしてみるとリヤカー体験がもっと楽しくなりますね。

 平田さんのお話を聞いた後は昼食です。

 本日は石神井にある「ハーベスト」さんのパンです。「ハーベスト」さんは野瀬自然農園で採れた野菜を使用した料理やパンが提供されています。普段のWSと少し違ったメニューでした。

 野瀬さんの畑の大根を使った大根ポタージュもいただきました。おいしいパンと温かいスープはとても合います!おいしい昼食に会話も弾みました。もちろんパンはゼミ生が残さずいただきました。


1月5日 野菜売りの再現決行!

 その後は1月5日のスケジュール確認。当日は野瀬自然農園を6:30出発。長い距離を歩く&早朝ということもあり先生も少し不安そうな表情です。

 打ち合わせも終わり今年最後の楽農くらぶは終了。時間がたつのはあっという間です。次回は今年のビックイベントのリヤカー野菜売りです。ゼミ生の若い力の見せ所です!

 ちなみにゼミ生の田中さんが到着したのはこの後でした…。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本純平


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(15)
楽農くらぶ2015 
第8回畑つくりワークショップ(20151204)


<<冬の手仕事 柿酢としめ縄>>


12月4日(金)の「楽農くらぶ・畑つくり」ワークショップが行われました。本日のワークショップのテーマは、熟した柿による柿酢と、稲わらを利用したしめ縄を作りました。

 まず、午前中の柿酢づくりでは、発酵の不思議について教えて頂きながら、柿酢の作り方を学びました。

柿酢づくりに欠かせないものが「産膜酵母」です。この酵母菌は様々な農作物の表面にあるために、りんご酢やぶどう酢など、様々な果物から酢を作ることが出来るということでした。

 その後、話が柿酢からしめ縄づくりへと進み始めた所で、練馬の歴史や文化に精通している平田さんが登場!

 そして、平田さんから、稲わらの話しに関連して、「かやぶき屋根の『かや』は、茅だけではなく、その地方で取れる植物、例えば、稲、麦、葭、すすき等、屋根の材料に使えるも数種類の異なる植物を含む言葉なのだ。だから、稲わらは『かや』とも言えるのだよね。」と教えて頂きました。


酵母菌が柿酢をつくる

 話が一段落した所で、柿酢づくりの準備を行いました。

 準備といっても、特に難しいことはなく、柿の表面に付着した「産膜酵母」を落とさないように、軽く水で洗った後、柿のヘタを取り除き、ビンの中へ入れるだけでした。

 そして、温度(約20度)の管理に気をつけながら、菌が呼吸を出来るようにしつつも、虫が入り込まないように注意して保管することで発酵が始まり、柿酢へと変化していくということでした。


柿酢作りの準備が一段落したところで、お昼ご飯となりました。

 今日のメニューは、海野さんの自家製納豆やカブと柿のおひたし、そして、クルミとかぼちゃの煮物など、普段、なかなか口に出来ない自然の恵みの素朴な味を堪能しました。

 さて、午後からはしめ縄づくりです。

 神社などでよく見かける、しめ縄をイメージしながら作業しましたが、なかなか思うようにいかず、四苦八苦しました…。


しめ縄づくりで農村文化を体験

 言葉で表現するのは難しいのですが、しめ縄作りの手順は、

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1.稲わらをボトルで叩いて柔らかくする

2.稲わらの根本をひもで硬く縛る

3.稲わらをお湯に浸けて湿らせる

4.両手に5本ずつの稲わらを持ち、ひもで縛った根本を足で固定する

5.稲わらを親ゆびの付け根と人指ゆびの第二関節で挟むように両手で持つ

6.稲わらを時計回りに4~5回ねじる

7.時計回りにねじった稲わらを、今度は反時計回りにねじる

8.この6、7のねじりの作業を繰り返す

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 こうして、しめ縄が出来上がります。

 やはり、言葉で説明するのは難しいです…。この作業を通じて、手際よく、きれいなしめ縄を作る野瀬さんの器用さには驚くばかりでした。

 藁を編むのは手順を理解すること、そして、実際にしめ縄を作るのに時間が掛かってしまいましたが、(とりあえず…)完成すると、お互いに完成したしめ縄を見せ合いながら、笑い声が絶えない、楽しいおしゃべりの時間を迎え、本日のワークショップは終了となりました。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 佐藤雄也


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(14)
楽農くらぶ2015 
第8回家つくりワークショップ(20151121)


<<おさらいと「これから」>>

 11月21日 家つくりWSが行われました。

 初めに、半年間の活動のおさらいをしました。活動も半年を過ぎ、「ソーラーリヤカー」をはじめとする活動の成果が目に見え始めてきました。やはり、目に見える成果は、やはりうれしいものです。

 続いて、これからの活動の作戦会議を行いました。今年度も残り少なくなって来ましたが、メンバー間で後半の活動予定を共有することが出来ました。

 話は更に先に進み、来年度の家つくりワークショップで予定している「ホビットハウス」づくりに向け、竹の活用術を収めたDVDで事前勉強をしました。ホビットハウスとは竹で作った小屋のことです。DVDの視聴に使用したノートパソコンは、この「ソーラーリヤカー」から電源を取っています!

 ちなみに、この「ソーラーリヤカー」で使用している充電池は500Wで、ノートパソコンであれば9.5時間使えるということでした。このように「電気がどれくらいつかえるのか?」など、具体的な数字を目にすることで、限りのある電気を使っているということを再確認するキッカケとなりました。


「ホビットハウス」「陸稲」新しいキーワード

 一方、畑つくりのワークショップの新しいチャレンジとして、陸稲(おかぼ)を作ることが提案されました。学生メンバーの頭には、「陸稲って何」と、「?」が頭に浮かんでいました。

 そこで、野瀬さんと海野さんから陸稲とは、水田ではなく畑で栽培するイネ科の植物で、水田が一般的になる以前は、陸稲を栽培することが多かったとのことです。

 特に、練馬では川などの水資源が少なかったために、この陸稲と麦を中心に作っていて、七夕の際に食べる焼き団子にもその名残があるとのことでした。我々も、焼き団子を目指した陸稲づくりをすることが楽しみになりました。


午後は体を使って実践!

 秋の野菜をふんだんに使ったランチを終え、午後からは、拠点の整備に向けた敷地の整備と、前回から引き続きの柿の収穫&大根の収穫を、2チームに分かれて行いました。

 敷地の整備については、午前中に勉強した竹の活用法を実践するために、竹を割って薪にする作業を行いました。

 その後、元気よく育っていた「ジンジャーリリー」の根を掘り起こす作業を行いました。ここぞ、若い力の見せ所とばかりに、みんな泥だらけになりながら楽しく作業を行いました。

 畑での収穫作業は、まず、一つ目の畑で大根を収穫しながら「自然の摂理に従う」野瀬さんが農業を通して培った生活の知恵について教えて頂きました。

 「自分で食べるものは自分で作る。余ったら少し売ればいい。そうすればみんなハッピーになれる。」という言葉が非常に印象に残っています。


 大根の収穫が終わり、柿の木がある二つ目の畑へ。

 到着してまもなく、野瀬さんは柿の木をスルスルと登り始めましたが、見ている私たちは「落ちたら大変…!」と、市少しだけハラハラしました…。

 そんな心配をよそに、手際よく柿を収穫する野瀬さん。収穫後に「僕は野瀬さんのように木登りはできません。」と言うと、「昔から登っていたから。いきなり登るのはもちろん無理さ。」とおっしゃっていました。

 柿の収穫が一段落すると、今度はミカンの収穫です。野瀬さんは、「ぜひ、みかんも動画に使用して欲しいのだけど…」と言いながらニコニコしながら収穫作業をしていました。


初めての干し柿の味は?

 予定された作業も終わり、ティータイム。この日のお茶菓子は先日収穫された干し柿でした。

 「もしかしたら、足りないかも?」と干し柿の数を数えたら、ちょうど人数分ありました! 「これもの何かのめぐりあわせだ」と野瀬さん。

 初めて食べた干し柿の味は、非常に甘く、お茶にも合うことを知り、ちょっとした驚きでした!今日も和やかな雰囲気の中、WSを終了しました。

 今回のWSでは、この半年の成果が確認したこと。そして、「楽農くらぶ」のこれからを少し垣間見ることができました。

大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本純平、田中 麻祐子(動画作成)


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(13)
楽農くらぶ2015 
第7回畑つくりワークショップ(20151113)

<<秋の風物詩「干し柿」>>

 11月13日、楽農くらぶ畑つくりワークショップが行われました。
 本日のテーマは「干し柿」作り。まず、午前中は新田にある野瀬さんの畑で柿を収穫して、午後は柿を干す作業を体験しました。
 私達、学生は午前中のみの参加者でしたが、次第に深まる秋を感じることができました。
 畑を取り囲むように建っている2階建の家と同じぐらいの高さがある柿の木には数えきれない程の柿の実。…果たして、どうやって収穫するのかと思っていたその時、野瀬さんがスイスイっと木に登り始めました。


もいで、集めて、整える

 さらに、何の躊躇も無く木のてっぺんまで登って行く野瀬さんに、「大丈夫だろうか…」「落ちたら大変…」と、少しヒヤヒヤしながら、心配した面持ちで見守っていました。

 そんな私たちに「早くネットを張ってね!」という声が掛けられると、急いで柿を受けるためネットの設置を行いました。

 準備が整うと、野瀬さんが柿をもいでネットに落とす。ネットに落ちてきた柿を集める。集めた柿に付いている枝をT字になるように整える。そして、箱にきれいに並べる、という作業をそれぞれが黙々とこなしました。


無駄なく、豊かに…農の知恵を学ぶ

 お昼が近づき作業が終わる頃には、数えきれない程の柿が、持ってきた箱いっぱいに整然と収められました。

 今日のお昼は柿にちなんで、柿の葉寿司、そして、かぼちゃの天ぷらなど、秋を感じる料理を美味しく頂きました。

 今回のWSでは干し柿を作りましたが、柿は、柿渋や柿酢など、本当に色々な形で利用することができる素材です。

 無駄なく、豊かにという農の持つ知恵を、野瀬さんに教えて頂いた作業を通じて体感することが出来ました!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 吉田尚平

(動画作成)NPO法人 自然工房めばえ 海野 まさき


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(12)
楽農くらぶ2015 
第6回畑つくりワークショップ(20151030)


<<収穫の秋、サツマイモ掘り!>>

10月30日に楽農くらぶ 畑づくりが行われました。

 今日のWSはサツマイモ掘りとその蔓を使ったリース作りを行いました。

 このサツマイモは、今年の5月に菜花を倒して畝づくりをしたもので、その成長を見ると、嬉しさがこみ上げてきました。

 畑に着くと最初は育っていたミニトマトを頂きました。実は、私はトマトが大の苦手でしたが、みんなに勧められて食べて恐る恐る口に運ぶと、独特の青臭さもなく、とても甘いトマトで、美味しく食べることができました!


サツマイモ掘りのコツは

 続いてサツマイモ掘りを体験!

 まず、野瀬さんから掘り方をレクチャーして頂きました。サツマイモは傷つきやすいデリケートな野菜のため、おいもが埋まっていない所から徐々に穴を掘っていき、ちょこっと姿がみえたら優しく持ち上げて土から出します。そして、掘り出したサツマイモは、しばらく日に当てて乾燥させることで、より一層、美味しく食べられるとのことでした。

 その後、一株毎にに1人ずつ収穫をしていきましたが、大きい物サツマイモが姿を現すと歓声が上がり、和気あいあいとした楽しい時間を過ごしました。


収穫後のお楽しみ、蔓のリース

 午後は収穫をしたサツマイモの蔓を丸く編んでリース作りをしました。初めはうまく作れずに、変な形になってしまいましたが、数を作る毎ににコツを掴んで行きました。その後は、皆で黙々と作り続け、気づけばたくさんのリースが出来上がりました!

 4月に始まった楽農くらぶは半年が過ぎ、毎回楽しく有意義な体験をしてきました。今日は、その時間の経過を感じる事が出来るWSとなりました!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 吉田尚平


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(11)
楽農くらぶ2015 
第7回家つくりワークショップ(20151017)


<<活動視察 〜 オギノエンファームさん>>

 10月17日、今回の家つくりWSは所沢市の「オギノエンファーム」へ活動視察に行きました。主催者の荻野さんの話を中心に地域資源を生かした循環型農業について様々な体験を通じて学びました。

「オギノエンファーム」は自然農法、有機農法によるお茶、野菜の生産やヤギ、羊の飼育とそれらの作物の加工を行っています。また、ここにはかつて使われていた家畜小屋を日干しレンガでリノベーションした小屋があり、壁にはWSに参加した子供たちがビー玉、おはじき等で小屋に装飾が施されていました。子供たちが楽しみ、遊びながらこの小屋を作っていたと思うと微笑ましく感じました。そのほかにも子供たちの遊び場となる3階建のツリーハウスなどもありました。雨でなければ上まで登ってみたかった・・・。


自給自足村、オギノエンファームの始まりとは

 しばらく見学させていただいた後に、荻野さんにファーム内の案内をしていただきました。荻野さんは農薬による事故、体調不良をキッカケに無農薬栽培を開始。様々な農法を経験していった結果、次第に自給自足の生活を徐々に確立してくことができていき2008年のリーマンショック以降、循環型農業へ。現在では地域資源を生かしながら持続可能な農業、畜産経営を行っているそうです。ファーム内には元気の良い羊、ヤギ達がたくさんいました。小学生時代に動物園で見て以来だったので羊たちの鳴き声には少々驚きました。


手作りのピザ窯で手作りピザ!

 案内も終わり待ちに待ったピザ釜によるピザづくり。ちなみにこの窯は荻野さん作ったものです。みんなでピザ生地をこねて、具材を盛り付け、それぞれ楽しみながらピザを作りました。焼きあがったピザも非常においしく各テーブル、会話に花が咲きました。おいしいピザをいただきながら参加したメンバーの自己紹介も行いました。次に荻野さんが作成したピザ窯の苦労や工夫を教えていただきました。今後、楽農くらぶでもピザ窯作りをしていくうえで非常に参考になるお話でした。ピザ窯作りで大事なことは空調(自然の風の出入り)と作業効率だそうです。荻野さんはこのピザ釜をわずか数週間で作りあげたと聞き驚きました。ピザ窯は様々な工夫が施されており、荻野さんのこだわりを感じました。そんなこんなで荻野さんの話も終わるころには先ほどまで降っていた雨もやみ、青空が見えました。

 今回伺った「オギノエンファーム」はまさに野瀬さんや楽農くらぶの目指すべき形に非常に近いのではないかと荻野さんの話を聞いて感じました。今後の楽農くらぶの活動、そして我々自身、様々なことを学んだ一日でした。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本 純平、田中 麻祐子(動画作成)


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(10)
楽農くらぶ2015 
第6回家つくりワークショップ(20150919)


<<ソーラーリヤカー、ついに完成!>>

 第6回家つくりWSが9月19日(土)に開催されました。

 本日は藤野電力さんに協力していただき、これまでに修繕してきたリアカーにソーラーパネルを付ける作業をしました。ここ最近ずっと雨と天気が優れない日々が続いていましたが、この日を狙ったかのように快晴となり絶好の作業日和でした。

既にテーブルに並んでいたソーラーパネルに必要な機材を前に今までとはまた違う期待感の中、今回も自己紹介からスタートしました。

 

そもそも電気とは?

 自己紹介が終わると早速、藤野電力さんの小田嶋さんから、それぞれの機械と電気のことをシェアするために必要な知識についての説明がありました。初めに電気の単位について説明を受けました。

 一つは、小学校の時に学んだワット(電力)アンペア(電流)ボルト(電圧)の確認をしておかないとソーラーパネルを繋ぐ機材の選定が出来ないそうです。

 二つ目に、ワットアワー(電力量)についても確認しました。これは、『とある時間でどのくらいのエネルギー量を消費したか又は生産したか』と少し難しくワットと混同してしまいそうですが、この二つを理解しておくことでソーラーパネルでどれだけの電気を作れて、どれだけ消費できるかが分かるようになるので、これから難しいですが理解していく必要があります。

 さらに、各機材の役割や取り扱いの注意点を丁寧にご指導いただきました。

 その後本格的にソーラーパネルに繋ぐ配線を組む作業をしました。まずは小田嶋さんからお手本を見せていただき、その後に我々も行いました。ゆっくりでしたが一つ一つの作業の行程に意味があり、どんな小さく細かい作業も繋がっていくんだと感じました。集中して作業を進めているといつの間にかお昼になっていたので一旦作業を止めてランチタイムに入りました。


季節の野菜で青空ランチ

 今回のランチは、古代米を使ったご飯に、コラーゲンたっぷりのタレがかかった骨つき肉とジャガイモ、出し巻き卵、酢の物、モロヘイヤと納豆の混ぜ合わせ、サツマイモの茎を茹でて味付けしたものでした。このサツマイモの茎は茹でてあったのにとてもシャキシャキしていて新鮮に感じました。どれもご飯が進む料理で、午前中で消費した体力などがこのご飯によって回復しました。食べ終わると少しの間お喋りをしてから作業を再開しました。


リヤカーに太陽光パネルを…?

 午後はまた配線を組む作業と、リアカーにソーラーパネルを取り付ける際にどのように野菜を出し入れさせるのかの議論を進めました。

 配線作業は、ソーラーパネルで作った電気を溜めておくバッテリーと、その電気の量を調整する機械とソーラーパネルを繋ぎました。そして、電球と繋げると電球が光ったので、配線作業はここで終了しました。

今回は、ホーリーバジルを使ったお茶でした。このホーリーバジルは虫除け効果もあるそうで、この日は少し蚊が多かったように感じたのでピッタリでした。スッキリした味わいで飲みやすかったです。

これがホーリーな味なんでしょうか。(笑)


完成間近、もうひと頑張り

 リアカーへの設置は、ソーラーパネルを蓋にしてドアのように開閉できる構造にすることが決まりました。しかしながら、手持ちの部品が足りなかったので、急遽、近くのホームセンターまで買いに行きました。部品を買いに行っている間は、作業が進められないため少し早めにティータイムをとりました。

 ホーリーな味に浸っていると、部品が手に入ったのでリアカーにソーラーパネルを取り付ける作業を再開しました。作業している時に気付いた事などを、こんな風にしたほうがいい!と議論しながら進めていきました。


楽農くらぶ半年の集大成!

 取り付けが終わると先ほど繋いだバッテリーなどを乗せて、見事完成することができました。あんなにボロボロだったリアカーがソーラーパネルを乗せて復活しました。約半年行ってきたこの活動で1番感動しました。その場にいた皆から拍手が沸き起こりました。

 少し暑い中行われた今回のWSですが、ゆっくりと進む時間の中にもしっかりと着実に結果に繋がっているんだと実感することができました。本日は本当にお疲れ様でした。

 藤野電力さんもご協力ありがとうごさいました。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 山口 光輝


自然工房めばえレポート

楽農くらぶ2015 

第5回畑つくりワークショップ(201509104)


<<柿渋作りの季節>>

 夏の終わりに青い渋柿が実る頃、8月末〜9月初め柿渋作りが始まります。野瀬さんの新座市新田にある小さな畑には渋柿と栗の木があります。渋柿は小さくて細長い品種で、干し柿にしても一口サイズなので使っていいよ〜ということで2013年から、その前の2012年は山梨の農家さんにお願いして送料だけで送ってもらい作り始めたのが最初です。段々と要領を得てきて、段取り良くできるように大分なりました。

 午前中は新田の畑に渋柿を取りに行きます。カゴと段ボールを柿の木の下に置き、もぎとり、カゴに投げ入れる…気がつけばカゴ3つ分ほどになりました。この時のコツはヘタから伸びた枝を残すこと。これが無いと割る際に持つ場所がなくハンマーで割りにくいです。


楽しい持ち寄りランチと午後の作業

 昼前に直売に戻り早めのランチタイム。今日は人数が少ないので、参加者の一品持ち寄りとなりました。お家ごはんの持ち寄りはシンプルで懐かしい味だったり、それぞれの地方の味付けだったり、会話も弾み、お腹いっぱいでした♪

 取ってきた柿を角材の土台の上でハンマーでかち割る。粉々になった渋柿はタンクにいれる。この割る際に油分が出てツルツルと滑りますので、先ほど言った枝を少し残してあると固定し易いです。タンクに砕いた渋柿が半分ほどたまったら、水を入れます。後は蓋をして寝かせる。

 一年目は酸化した酸っぱい匂いのみで赤みは少ない、濾す網でエキスの出た柿をすくい取ると腐っておらず、割れた原型を留めている。これが防腐作用のあるカテキンの力であります。

 二年目辺りから赤みが増し、酸っぱい匂いから柿渋独特の香ばし香りがします。

 二年目の柿渋エキスをペットボトルにボトリングして、販売用として更に寝かせ保管します。

 市販の無臭柿渋は薬品を入れ匂いを抑えるので、純粋な柿渋エキスではありません。


木材の塗料や布の染色、石けんにも

 途中大雨に見舞われましたが、直売に避難して引き続き柿渋作りを続け、雨上がりに二年ものの柿渋ボトリングと一年ものを濾す作業が出来ました。日が射すころに、青鬼さんが作ってくれた竹細工を柿渋で染めたりも出来ました。

 毎年続けてきた柿渋作り、やっと形になり販売出来るようになりました。ご入用の方はお声かけ下さいませ。2L 3000円、500ml 1000円になりま〜す(^o^)/

 毎年続けてきた柿渋作り、やっと形になり販売出来るようになりました。木工や建具、アンティークなどの塗料として、布を染める、体臭予防に柿渋石鹸を作られると良いです。


NPO法人 自然工房めばえ 海野 まさき


(今回のWSはゼミメンバーが合宿で欠席のため「自然工房めばえ」作成のレポートを掲載しました)


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(9)
楽農くらぶ2015 

第5回家つくりワークショップ(20150830)


<<活動視察 〜 NPO法人華の幹さん >>

 8月30日に行われた今回の「楽農くらぶ」は母屋での自主改築のイメージを膨らませるために「つくば古民家華の幹」さんへ視察に行ってきました。つくば華の幹さんは築106年の古民家を再生して母屋の土間では陶器・ステンドグラスアクセサリーなどが展示販売されておりイベントやレンタルスペースとしても利用することができます。

 この古民家は当時の地主の家のため敷地面積が600坪もあり非常に珍しい梁や柱を使用しています。組み方も現在では職人がいないため、非常に貴重なものであるそうです。

 この古民家を再生しようとしたキッカケは覗いた天井の梁をみて感銘を受けからだそうです。


小さな拠点作りから〜古典芸能「能」が開催されるまでに

 はじめは、5人の女性だけで再生しようと作業に奮闘したが長年手の付けられていなかった古民家の掃除はは非常に時間かかっていましたが様々な縁で協力してくれる仲間たちが集まり、イベントが開けるまでになりました。

 イベントは、子供たちもここにきて学べる、工夫して遊べる。といったところを目指しています。

 そしてこの華の幹の最大のイベントといっても過言ではない「能」。大先生に舞っていただくということもあり、能に関して素人であったメンバー全員で能について勉強し、全て手作りで舞台を完成させたそうです。この時の様子を記録したDVDを見ましたがメンバーが一丸となって舞台を完成させる様子には目頭が熱くなりました。

 この能イベントの当日は台風が接近していたにも関わらず、奇跡的に天候に恵まれ開催できたそうです。


テーブルを囲んでの交流も

 様々な話を聞いたところで昼食の準備が整いました。我々、楽農くらぶのメンバーもテーブルにつき交流も含め昼食をいただきました。この日のメニューは手作りのおにぎり、ピクルス、煮物や南蛮焼などたくさんのおいしい料理が振舞われました。最後にはデザートに杏仁豆腐までいただきました。おいしい料理に会話も弾み、非常に楽しい昼食になりました。

 そんなこんなであっという間に帰りの時間になりました。楽しい時間はすぐに過ぎてしまいます。名残惜しい中、最後に全員で写真撮影。非常に有意義な視察でした。

 先ほど話に出た「能に親しむ会」が今月9月20日に開催されます。

 今回、僕自身も見に行く予定です。

 この機会に皆さんも能に触れてみてはいかがでしょうか?


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本 純平


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(8)
楽農くらぶ2015
第4回畑つくりワークショップ(20150724)


<<夏の収穫、ジャガイモ掘り!>>

 第4回 楽農くらぶ 畑つくりが行われました。

 本日は夏休みにも入り、チビたくさんからたくさんの子どもたちも参加してくれました!天気が良くすごく暑い中梅林の中の木陰には入り涼みながらお話をしました。梅林に生えているミョウガのなり方や収穫の方法などを教えていただきました。


大人も子どもも、暑さを忘れ…達成感! 

 今回は野瀬さんの畑にてジャガイモ掘りをしました。野瀬さんの指導のもとみんなで掘り進め、子どもたちのいも掘りや虫を見つけてはしゃぐ姿と、大人たちの真剣に掘り進める表情が、いつもと違う雰囲気を出していて、とても新鮮でした。皆さん暑さも忘れ一生懸命やった後には達成感と少し疲れた顔がありました。私も小学生以来のジャガイモ掘りはとても楽しく体験することができました!

 ジャガイモ掘り体験が終わりお待ちかねの昼食の時間です。土用の丑の日ということで、大豆と山芋で作ったなんちゃってウナギや冷汁をご飯にかけて食べるといった夏らしい工夫に、暑い中でもスッキリと食べることが出来ました!参加者からは美味しいとの言葉の嵐が起きました!


自然農法とこれから

 午後は少し天気は崩れましたが、梅林の木陰で本日の参加メンバーである岩野さんと野瀬さんを中心として、イベントのマルシェや農業の農法について熱い議論が行われました。

 本日、紹介することができなかった感想シート(仮)では、「子どもたちが賑やかで楽しい」といった感想が多く、やはり賑やかな雰囲気といつもと違った空気を楽しんでいた様です!私も、子どもたちの有り余る元気に少し振り回されながらも、そのパワーを貰って楽しむことができました!


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 吉田 尚平


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(7)

楽農くらぶ2015

第4回家つくりワークショップ(20150718)


<<進化するリヤカーと目安箱>>

 第4回家つくりWSが、7月18日(土)に開催されました。

 今回は活動が始まる前に、先ず我々ゼミのメンバーで、朝採れたてのトウモロコシの試食をしました。生で味見です!生でトウモロコシを食べるのは初めてでしたが、驚く程甘くジューシーでした。徐々に集まってきた参加者の皆さんも、その美味しさに笑顔でスタートした今回のWS。恒例の自己紹介もテンポよく進みます。


「荷台」から「販売台」へ 

 前回に引続きリアカー修繕がメインとなるこの日。「2号機」の製作にあたり、リアカーの構成を相談しました。単なる荷台ではなく、販売台としても使えるよう板の取り外しを可能にするため、レールで板をスライドできる造りとすることが決まりました。

 又、目安箱についても、我々が配布した資料とミニチュアをもとに議論がありました。側面のデザインは、この日参加したお一人が担当してくださった他、ゆくゆくはメッセージ板としての運用を考え設置する案が出るなど、目安箱の将来の姿がより具体化しました。回を重ねるごとに「変化する」箱のデザインは勿論ですが、投函された「感想シート」を定期的にピックアップすることで、誰もが本活動を共有することが出来るメディアの一つとしても、今後注目です。


廃材で工夫を凝らす 

 そして、いよいよリアカー整備に取り掛かります。頂いてきた廃材をリアカーにあて採寸し、ノコで切った板に柿渋を塗りました。前回の経験もあり、作業は快調に進みましたが、塗った柿渋を乾かす間、不安定な天気に自然とテントに人が集まりました。

 雑談が進む中、そのままランチタイムへ移行。


季節を感じる夏野菜ランチ

 今回はスノードロップさん提供の絶品お昼ご飯です。古代米を混ぜたご飯に、大根と蒟蒻の味噌田楽、挽肉じゃがには大葉を散らし、その場で和えた甘夏の酸味が実に爽やかな酢の物と、夏野菜と茸の汁物で、午後に向けてエネルギーをチャージしました。私たち、学生は、わくさんお代わりを頂き、お腹いっぱい!…でした。

 雨脚が弱まるのを待ちながら、お話ししながらゆっくりとランチをいただいた後は、板の組み立てです。

 1号機と同じくワイヤーと、レール部はスクリューで固定し、2号機が完成しました。今回も強度はばっちりです。

 最後に、「ふらじゃいる」さん提供のティータイムで疲れた身体をリフレッシュ。今回は、オリーブの葉を使ったものと、狭山茶の茎の部分を煮出したものの2種類のお茶の用意がありました。オリーブの葉は、ハーブティーのような香りが楽しめ、お好みで薄めて頂きます。

 天気が始終優れなかった今回のWSでしたが、おかげで、ゆったりとした時間が流れるテントの下に集い、会話の弾む、実りあるWSとなりました。熱く蒸す中、皆さんお疲れ様でした。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 田中 麻祐子


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(6)

楽農くらぶ2015

第3回畑つくりワークショップ(20150619)


<<季節の仕事 〜梅干しつくり>>

 6月19日に開催されました楽農くらぶ第三回畑つくりWS(梅干しを作る編)の報告です。

 まずは、自己紹介、そして、野瀬さんから梅干しについて説明を頂きました。参加者のお一人からは、この活動を知ったきっかけはインターネットで検索し、「自然が先生」そして「知恵を出し合いながら工夫して行う」といった活動の内容に興味を持ったということでした。

梅干しつくりは塩加減がポイント


 梅干しの作り方は、

 まず、乾いたタオルで優しくふく(水気を取る) → 梅を袋に入れる → 袋に前年の梅酢を入れ満遍なく梅に濡らす → 塩の分量を図る → 塩を満遍なくからます → 袋の口を縛る

 と言った具合です。やはり、ポイントは塩加減です!

 上手に梅干しを作るには、カビが生える前に塩分濃度の限界に挑戦することです(成功率80%...)。上記の作業が終わった梅が入った袋を毎日向きを変えておくことも重要です。


土用の丑の日に天日干し

 そして、7月終わりの土用の丑の日辺りの天気が良い3日間を選んで天日干しをします。その際、発泡スチロールの箱の蓋などの溝があるものに、少し離して並べるのも大事なコツです。漬け汁も一緒に干すことで、梅干しの味が良くなります。ちなみに、ここで使用した、つけ汁は保存ができるので、来年の梅干し作りの際にも使用します(干す時は、梅が熟していて皮が柔らかいので、優しく扱って下さいね)。


おまけのお楽しみ…梅シロップ

 また、梅シロップの作り方も教えて頂きました。梅干しよりも手間が掛かりません(梅1kgに対して、砂糖1kg満遍なくまぶしておくだけです!)。

 この日は、雨が降っていたこともあり、いつもよりちょっと早めにお開きとなりました。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 刘 晓宇、田中 麻祐子(動画作成)


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(5)

楽農くらぶ2015

第3回家つくりワークショップ(20150613)


<<リヤカー修繕へ !>>

 6月13日(土) 第三回 家つくりWSが開催されました。

 我々、大東文化大学 齋藤ゼミも一緒に活動しました。今回は家族連れの方も来ていただきこの活動の輪が広がってきたと実感しました。


 この日はリヤカーの整備、目安箱の作成。

 はじめに我々、齋藤ゼミは以前出たアイディアである感想シートを作成したのでこの感想シートの説明を行い、その後感想シートの名称について議論を行いました。野瀬さんから「思いつくまで待っている方がいいものが出てくる。」との意見をいただきました。


手作り「柿渋」は天然塗料

 その後、本日のメインであるリヤカー整備と目安箱作成の作業に入りました。リヤカーはタイヤが使えるかの確認と使えるリヤカーにベニヤ板を取り付けることに。板は耐久性を高めるため柿渋を塗りました。リヤカーはかなりの年月が経っているため一台を除きタイヤ交換が必要でした。

 目安箱の方は廃材を使って作成することになり、今後目安箱の形が完成したらNPO法人自然工房めばえさんが行っていた「園芸クラフト」のイメージでアクリル絵の具で模様を入れる予定です。

 午前の作業もひと段落し、昼食に。この日も色合い豊かな野菜を使った料理にふっくらしたお米は相性が抜群!それぞれの野菜の味が作業で疲れた体に沁みわたり気力、体力が回復!本当においしい昼食が出てくるので毎回楽しみです。


夢はリヤカーでエコな野菜売り!

 午後も引き続き作業を行いました。

 使えないリヤカーは来月に持越しとし、使えるリヤカーを仕上げました。皆さんの頑張りもあり試作品を一台完成させることができました!耐久性チェックのため齋藤ゼミのメンバーもリヤカーに乗りましたが問題なし!来月には試しにリヤカーを使った野菜の直売ができそうです。

 目安箱は材料に柿渋を塗るとこまで終え、一旦、学校に持ち帰り次回のWSまでに試作品を完成させることになりました。

 その後、NPO法人ふらじゃいるさんからお茶出しをしてもらいみんなでティータイム。お茶をいただきながらおしゃべりをして楽しいひと時を過ごしWS終了となりました。

 今回のWSは成果が目に見え、今後の活動のイメージがより具体的になったような気がします。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本 純平、田中 麻祐子(動画作成)


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(4)

楽農くらぶ2015

第2回畑つくりワークショップ(20150522)


<<さつまいも畑作り&浅葱醤油漬け>>

 5月22日に第4回楽農くらぶが行われました

 我々、大東文化大学環境創造学部、齋藤ゼミは楽農くらぶのWSへの参加も4回目となり少しずつ慣れてきました。

 今回も自己紹介からのスタート。今回も幅広い地域、年代の方々が参加していて、大変にぎやかで、活気のあるWSになりました。中には伊豆大島から来た方もいて、自然農法への興味の輪が広がっていることを実感しました。

 自己紹介が終わると、早速、野瀬さんの畑へと向かいました。今回の畑つくりでは、サツマイモの苗を植えるための土つくりを体験しました。まずは、野瀬さんからのさつまいもの苗の作り方、苗付けを行う畝の基礎作りの説明をしていただきました。前回の畑つくりで収穫体験をした菜花を倒して、一列に並べて土台を作りました。後日サツマイモの穂を植え付けるそうです。畑での作業は小学生以来で、久しぶりの体験に楽しんで行うことができました。


さて、今日のランチは?

 畑の作業の後は、皆さんお待ちかねの昼食の時間です。楽農くらぶ恒例の野瀬さんの野菜をふんだんに使ったごはんです。畑で体を動かした後の空腹に染み渡るおいしい食事でした。

ランチメニュー 東久留米ひなカフェさんより

 人参葉の菜飯、厚揚げとタケノコの人参葉ジェノベーゼソース炒め、春キャベツとヒジキのサラダ人参塩麹ドレッシング、ごぼうとキャベツのオートミールボール、ごぼうと麦のスープとごぼうの辛子和えでした。


午後は手作業 浅葱の醤油漬け

 午後は浅葱の醤油漬けを作りました。皮と泥のついた浅葱をきれいに剥いて瓶に詰め、丸島の醤油で漬け込む作業を分担し行いました。私は皮をむく作業を担当し、箱の中いっぱいにある浅葱と格闘しました。皆さんと楽しく雑談をしながら作業をしていたら、時間があっという間に過ぎてしまいました。たくさんあった浅葱の全部を漬けることはできませんでしたが、解散の時間を過ぎても帰らずに皆さん一生懸命に作業していました。

 今回のWSから畑づくりが本格的に始まりました。まだまだ始まったばかりですが、にぎやかで楽しい活動の様子を見ていると、これからがとても楽しみになりました。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 吉田 尚平、田中 麻祐子(動画作成)


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(3)

楽農くらぶ2015

第2回家つくりワークショップ(20150516)


<<直売イメージ座談&リヤカー磨き>>

 5月16日(土)に第3回楽農くらぶが開催されました。

 大東文化大学、齋藤ゼミも家つくりと畑つくり含め三回目の参加となりました。

 前回と同様、様々な立場や幅広い年代の人達が参加し賑やかなワークショップとなりました。

 初めて参加の方も多く、改めて自己紹介、プロジェクトの概要と今後の展開の説明を行いました。

 自己紹介と説明が終わり早速、私たち齋藤ゼミの発表を行いました。


私たちの直売所とは

 私たちの発表は直売所を運営していくにあたり、前段階としてイメージを膨らます学生の視点・考えから『直売所とは』というタイトルでプレゼンをしました。「生産者のこだわりや熱意をぶつける場」「学んだことを伝える場」という視点から事例を挙げた。そこから楽農くらぶのプロジェクトにどのようにして応用できるかということを僕達なりの考え、視点をプレゼンしました。これを口火に参加者全員で有意義な議論が展開されました。

 議論の内容としては「目安箱(意見箱)やチラシ配布での宣伝はタイムラグがあるため、このタイムラグはどうやって埋めるのか?」や「 商品を買ってくれた方に「また来たい」と思わせる方法として、思いのこもったメッセージカードを商品に提示してみる」や「野瀬語録をプリントシールにしてバーコードシールの余白に貼り付けてみるといいのでは?」など今後の直売所でどのように反映していくか具体的な議論が行われました。


恒例の野瀬さんお野菜ランチ

 議論の後は昼食となりました。

 元気でとってもおいしい野瀬さんの育てた野菜や、管理栄養士の山口さんに作っていただいた栄養満点の食事を頂きました。箸が止まらなくなるくらいおいしい食事で、おいしい食事はみんなを笑顔にするものであると思いました。

リヤカー再生プロジェクト!

 その後、メインであるリアカーのサビ落としが行われました。椿の葉と枝、木灰を混ぜた煮汁を使い磨きました。磨いていくうちにどんどんサビが落ちていきサビの下の鉄の部分が見えてくると達成感が沸いてきました。気が付けばみんな無心でサビ磨きを行っており予定より多くの台数を磨き上げることができました。

 作業の後はNPO法人「ふらじゃいる」さんからお茶を提供していただきました。おいしいお茶をいただきながらそれぞれ今日の活動の感想を共有しました。

 最後に偶然訪れていたテンペストフーズの入海さんから起業の話しをしていただきました。

 今回の活動も発表、作業、座談から非常に充実したものとなっていました。次回の楽農くらぶもとても楽しみです。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本 純平、田中 麻祐子(動画作成)


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(2)

楽農くらぶ2015

第1回畑つくりワークショップ(20150424)


<<「畑つくり」もスタート!>>


 4/24(日)に第一回畑つくりワークショップが開催されました。

 我々、大東文化大学環境創造学部、齋藤ゼミもこのワークショップに参加しました。

 幅広い年代や立場の方々がワークショップに参加されていて、多くの方が自然農法に興味があって野瀬さんが行っている取り組みを知りたいと思いを持って集まってきました。

 最初に行われたオリエンテーションでは、18日に行われた家つくりのワークショップのオリエンテーションと同様に、楽農くらぶが始まるきっかけをお話いていただきました。その後、「自然農について語ろう」というテーマから、野瀬さんからのレクチャーをいただきました。ここでキーワードとなる自然農法とは、一般的に行われている慣行農法とは違い、化学肥料や農薬を使わずに、ありのまま、自然の摂理に従って行われている農業のことです。野瀬さんからのお話を聞いた後には、参加者からはたくさんの質問がありました。「虫に食べられたりしないの?またその対処法は?」といった疑問に対して、「放っておいて大丈夫、自然に従っていけばバランスが取れて良くなってくるよ。」あえて対処しないことで良くなるという、私たちが思っていたこととは違う答えを聞き、とても驚き、新鮮で面白く感じました。


お楽しみの野菜ランチ

 午前の部が終わりお昼の時間になると、東久留米にあるひなカフェさんに、野瀬さんが育てた野菜を使ったランチを作っていただき、みんなで楽しく食事をしました。普段、学生生活において偏った食事をしている私は、野瀬さんのおいしい野菜をふんだんに使ったご飯を食べて、体の中が洗われるような気がしました。


道草を食べる? 野草の話

 午後は「道草を食べる会」の「やとじい」こと平田さんからの野草についてのお話がありました。まず、野草がどんなものなのか、そのルーツを和歌などを引用してわかりやすく教えていただきました。また、食べられる野草や毒があって食べてはいけない野草を細かく説明していただきました。その後、今回ワークショップの行われた野瀬さんの直売所周辺に生えている野草を紹介していただきながら、実際に見て回りました。周りには開発された土地が多いため、そんなに種類なんかないだろうと思っていたのですが、何種類もの食べることのできる野草が生えていて、とても驚きました。しかし、「毒があって食べてはいけない野草も身近に生えていることもあるそうなので気を付けてほしい」とおっしゃっていました。


菜ばな摘みで農業にふれる

 最後に野瀬さんの畑にお邪魔しました。まず、に畑に入るときの注意、畑の概要などを教えていただき、その後みんなで菜ばな摘みを体験しました。皆さんが一心不乱に菜ばなを摘む姿は楽しそうで輝いていました。普段、農業を体験する機会はないので、植物に囲まれ、ふれ合っていくうちに、不思議と癒され元気をもらうことができました。

 今回のワークショップが楽農くらぶ、畑づくりのスタートでしたが、和気あいあいと楽しく活動することができて、良い一歩を踏み出せたと思います。今後どのようにこの活動が発展していくのか本当に楽しみです。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 吉田 尚平


大東文化大学 齋藤ゼミレポート(1)

楽農くらぶ2015

第1回家つくりワークショップ(20150418)


<<楽農くらぶレポート スタート!>>


 4/18(日)に第一回家つくりワークショップが開催されました。

 我々、大東文化大学、齋藤ゼミもこのワークショップに参加しました。

 様々な立場や幅広い年代の人達が参加し非常に賑やかなワークショップとなりました。

 午前中は楽農くらぶの概要と今後の活動についてのオリエンテーションが行われました。 楽農くらぶは2012年に自然工房めばえの理事長である海野さんが片山の菜の花畑へ野瀬さんに会いに行ったことが始まりでした。そこで優しくて自然農への頑固なまでの思いを貫き百姓をする野瀬さんに尊敬の念感じたそうです。そこでより沢山の人々に知ってもらいたいと思い自然の摂理を学ばせてもらい皆で共有するワークショップを考えたそうです。そして皆がやりたいことが知りたいことに発展し2015年から野瀬さんの母屋のセルフビルト改築、循環型の農ライフ、夢を実現するためのワークショップ行うことになりました。  


野瀬さんの野菜ランチ

 オリエンテーション後、野瀬さんの野菜を使った昼食をとりました。

 みんなで一緒に昼食の準備をしました。

 今回の昼食は野瀬さんの野菜を中心に使ったおすし、ふきの佃煮、菜の花、さつまいもの味噌汁、ほうれん草の梅肉和え、ねぎの酢味噌和え、などが振舞われました。

 今回、昼食を作ってくれたのは大泉学園で料理を提供しているスノードロップさん。

 このとき初めて野瀬さんの野菜を食べましたがとても甘くておいしかったです。ゼミのメンバーもおかわりをしていました。

 食事と共に様々な人達がおしゃべりをしていました。初対面の人が多く、最初は緊張していた僕たちも一緒に食事をする事ですぐに打ち解けて和やかな雰囲気に。楽しい食事になりました。


めばえを分析すると…?

 昼食後は練馬まちづくりセンターの山口さんから「自然工房めばえは「楽しい」でも「結果」も出すよ!」と題してめばえの活動を客観的に分析したお話を聞きました。 

 山口さんは「めばえはやりたいことを共有できている。農村の仕組みに非常に似ている。楽しそうに全く違うことを話していてもしっかり知識や目的を共有できている→暗黙知

 共有した知識や目的を実行し、しっかり結果を出している。結果が出る前の過程でも身につくことが非常にたくさんある。その結果を形式化されためばえ新聞という形にしている。めばえ新聞を出すことで活動者は満足している。この満足することが非常に大事である。自分で満足することが人生を充実させる秘訣になる。自分が満足するためにはいろんな意味で種まきをすることが大事である。」と分析されていました。


発表、空き家活用の先進事例とは

 そして山口さんの発表の後は我々、齋藤ゼミの発表です。

 私達は家つくりのプロジェクトを行うにあたり、空き家活用の先進事例として東京の国立市谷保にある「やぼろじ」を紹介しました。このやぼろじとは「やぼのろじに開かれた場所」という意味で命名されたこの場所はもともと、地域医療を担っていた民家が空き家となったのを大規模改修を経て作り変えられました。「やぼろじ」ができる前のプロジェクト、「ののくらし」のすがいさんが国立に空家を発見したことから始まりました。

 直接、大家さんにかけあい、畑を居場所と決めた菅井さんは知り合いの建築士、和久さんとタッグを組み、飽きや再生プロジェクトを提案しました。後の「やぼろじ」となる初期費用は入居者から賃料をもらうという5年計画を立て、大改修を始め。庭の草刈りや掃除、蔵の荷物だしはののくらしの子供たちや大家さんも参加するワークショップで行いました。

 このように半年かけて身近に触れながら誕生した「やぼろじ」は現在、定期的なガーデンパーティの開催を含め、皆が集える場所となっています。

 最後に野瀬さんに梅林、直売所の案内をしてもらいました。

 この直売所では野瀬さんの畑で作った農薬、化学肥料を全く使用していない野菜を直売しています。野瀬さんが農園案内してくれると同時にこの場所でどのようなことがしたいのか、どのような思いがあって活動しているかなど私たちに熱く語ってくれました。

 今回のワークショップが楽農くらぶのスタートでしたが今後どのように活動していくか非常に楽しみです。


大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 松本 純平