20151204 楽農くらぶ 第8回「畑つくり」ワークショップ開催!ー柿酢&しめ縄を作る 編ー
本日のワークショップのテーマは、熟した柿でつくる柿酢と稲わらで作るしめ縄でした。「柿の三段活用」の最後となる柿酢づくりでは、発酵の不思議について教えて頂きながら、作り方を学びました。
その中でも、柿を柿酢に変化させるに欠かせないのが「産膜酵母」。この酵母菌は様々な農作物の表面にあるということで、りんご酢やぶどう酢など、様々な酢が作られるということでした。
そこで、野瀬さんから一言。「日本語で、『◯◯します。』って言うでしょ。最後は『す』なんだよね。」と。「そうか、作物の最後の形が『酢』なんだ!」と、みんな(?)納得していました。この理解が正しいかどうかはさておき、今回も農が持つ知恵に触れる瞬間が生まれました。
その後、酢の話だけには留まらず、稲わらからかやぶきへと話が広がり始めた所で、日本の風習や文化に精通している平田さんが登場。1月のワークショップで行う予定の淀橋市場での野菜の初売りに向けて、練馬からのルートの調査に出かけるということでした。
ここでも、一つ、平田さんから教えて頂きました。かやぶき屋根の「かや」は、茅だけではなく、その地方で取れる植物、例えば、稲、麦、葭、すすき等、屋根の材料に使えるも数種類の異なる植物を含む言葉だということでした。「かや(ぶき) ≠ 茅」ということだそです。
話が一段落した所で、柿酢づくりの準備を行いました。準備といっても難しいことは無く、柿の表面に付着した「産膜酵母」を落とさないように、軽く水で洗った後、柿のヘタを取り除き、ビンの中へ入れる!で終了です。
あとは、温度(20℃)に木をつけながら、菌が呼吸を出来るように完全に密閉しないようにしつつも、虫が入り込まないように注意して保管することで発酵が始まり、柿酢へと変化していきます。
ここで、私は大学に戻らなくてはならず、お昼ごはんのおかずを少しつまませて(!)頂いて野瀬自然農園を後にしました。
ということで、午後から行われたしめ縄作りの作業については、後ほど「プロジェクト」ページの「大東文化大学 齋藤ゼミレポート」にアップします!
> 詳しくは、「プロジェクト」ページ「大東文化大学 齋藤ゼミレポート(15)」をご覧ください!
今日の動画。しめ縄づくりのデモンストレーション by 野瀬さん。
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